■初の夏富士 薔薇色のキノコ観察OFF [22:02 2014/08/18] □Update...TOP絵更新 & [Kinoko]更新 & [Personification]更新 |
「oso的キノコ擬人化図鑑」が発売されるんですが、それは一旦置いときます。 今回は今年の目標の一つをクリアできたので日記更新せざるを得んのです。 それは・・・。 ![]() 夏の富士山だー!!! しかも今回ガガンボさんTさんも遠方から参加される合同観察OFFなのだ! 夏富士登山は昨年の初対面時からずっと計画していたんですよね。 マッコウさんは都合が合いませんでしたが、念願の富士登山なのですよ。 毎年9月以降に行く富士山を8月中順に時期設定したのにはワケが有ります。 それはバライロウラベニイロガワリを見付けるため。それだけなのです。 いつ行ってもシーズン過ぎて出会う事ができなかったのですよコイツ。 今回の図鑑でも大御所種山ご夫妻に写真をお借りして何とか書籍化なのです。 しかしやはり自分自身で実物を見たい!見なきゃ納得できないのですよ! サブ目標としてヤマドリタケを設定しましたが、共に発見難易度は高い。 まぁ出会えたら良いなくらいの様子見の気持ちで今回は挑んだのでした。 でも今回の富士山はソレどころじゃ済まない出会いをくれたのです・・・。 ■8月15日 世はお盆の真っ只中。高速道路は大渋滞。結局現地到着は22時過ぎでした。 後部座席に新しく買ったエアマットを敷き、寝袋で眠りにつきます。 が、ここでまさかの大雨。雨音は五月蝿いは湿気るわ蒸すわで状況最悪。 しかもエアマットが想像以上に寝心地が悪く、夜中に空気を抜く始末。 結局実睡眠時間は2〜3時間と言う過去最悪の体調で挑む事になりました。 ■8月16日 □05:00 起床。眠い。前も同じ事言ったような気が・・・うん、気のせいだな。 目覚ましは6時でしたがコレ以上は仮眠もできる気がしない。起きましょう。 着替えを済ませ、早朝のコンビニでトイレも済ませ、時間を潰します。 □06:00 モーニング・コールです。ガガンボさんに電話して待ち合わせの場所へ。 しばらくするとガガンボさんとTさんがやって来ました。おはようございます。 お二人はテント泊でしたが案の定雨音と低温で眠れなかったとの事。 早めに眠れたTさんも夜中に足が攣り、結局眠れなかったのだそうです。 当初はレンタカーを借りる予定でしたがお盆で売り切れていたのだそうで。 やむなく駅から歩いて野宿したのです。次回はもう少し事前計画を練ろう。 何かガガンボ軍とのオフは行き当たりばったりばっかだな・・・。 □06:30 ![]() まだ薄暗い中を走ります。途中ウスタケを発見しますがキノコは少ない。 これはあまり期待できないかな?口数も少なく目的の場所に車を停めます。 荷物を持っていざ森の中へ。この段階では不作で終わる気がしていました。 とんでもなかった!!! 森に一歩足を踏み入れればそこはキノコパラダイス。どこを見てもキノコ! 特に多かったのがフサクギタケとオニウスタケ。見飽きるレベルでした。 もう写真を撮っていたら前に進めないくらいの発生量。これが富士山だ! ガガンボさんはほぼ全てのキノコが初見なので写真を撮りまくりです。 今回はTさんも立派なキノコはこまめにスマホで撮影をしてました。 自分は最早「またおまえか」状態なのでめぼしいヤツだけ撮って行きます。 ![]() 驚いたのは秋が本番のはずのショウゲンジがもう出ていた事ですかね? 昨年10月が大豊作だったのでこの真夏に姿を見ると違和感しか有りません。 1ヶ所目ではアシベニイグチやヤマイグチなど毎度のメンバーが多数。 ガガンボさん念願のベニテングタケとドクヤマドリも見付かりました。 ですが前者は幼菌、後者は老菌で撮影に値しない子実体のみでした。 後者に関しては後に大逆転するなど予想だにしない我々でしたね・・・。 □08:00 ここで1ヶ所目終了!少し歩いて2ヶ所目に突入です。途中入り口間違えます。 到着したこの場所は目的の一つ、毎年ドクヤマドリが多数見られる場所。 しばらく平坦な場所を手分けして探す事に。すると見慣れないベニタケを発見。 ![]() この黄色さ・・・ニシキタケだ!私も初見だったので大興奮で撮影です。 こんなに美しいキノコだったとは思わなかった。写真よりもずっと美しい! 図鑑だけではキノコの魅力は不十分ですね。実物に敵う教材は無いです。 周辺を探すもドクヤマドリは無し。大型のカッパツルタケくらいでした。 一応タマゴタケの幼菌を見付けるも一株だけなので採らずに撤収。 駐車した場所へと道無き道をひた走ります。この時黙っていましたが・・・。 迷っていました。 下に道は有るので下れば出れるのは分かってましたが正確な位置が、ね。 ですが毎年行ってるだけ有りますね。途中で見覚えの有る倒木を発見。 ここで位置感を取り戻しました。かなり行き過ぎちゃってましたね。 実はこの迷いが奇跡を生みます。 随分と下に出てしまったので一旦舗装道路にまで急斜面を降りて歩く事に。 この辺は毎年だとまだ車で走って駐車場所に向かってる時点で通る場所。 それなりの発見に満足して歩いていた時にドクヤマドリの幼菌を発見。 すぐ上に巨大はフサクギタケも見えます。この場所・・・何かが臭うぞ? 巨大ではありますがまだ傘の開いていない幼菌。やっぱ成菌が見たい。 気になって斜面を再度散策を開始。予想通り結構色々と生えていますね。 ![]() 立派なアシベニイグチ発見。でもこれはさっきも何度も見てますね。 他にも低地でも見るウラグロニガイグチが生えてたりと中々に面白い。 そう思いながら珍しいのは無いかと周囲をブラブラ歩いていた時でした。 何だあの白っぽい傘は・・・。ん!? ・・・ハッ!!! 初見でも頭に詰め込んだ特徴は私に裏を見ずともすぐに気付かせました。 その瞬間私は本能的に二人に余裕で届くほどの大絶叫を上げていました。 ![]() バライロウラベニイロガワリだ!!! 見紛う事無きその特徴的な姿。これぞ正真正銘バライロウラベニイロガワリ! すぐに二人を呼び撮影開始です。夢中でシャッターを切りまくりましたね。 恐る恐る裏返して傷付けたり臭いを嗅いだり。爽やかなキノコ臭ですね。 猛毒のドクヤマドリが結構臭いので覚悟していましたが、不快さは無いです。 大満足するもまだ何か有る気がする、と言う事で少し歩いてみると・・・。 ![]() 超巨大なドクヤマドリだ!!! 株立ちな上にこんな大きさのドクヤマドリなんて自分も今まで見た事無い! ガガンボさんも念願叶ったり。手の上に載せて大きさを確認して記念撮影。 あまりにも巨大でスコップでも抜くのに苦労するほどの特大サイズでした。 もう満足、大満足です。最高の笑顔で車に戻ります。行き過ぎて良かった。 □10:00 少し早いですが車に乗り込んで昼食です。もうお腹もペコペコですよ。 ここで地元の狩人さんに遭遇。どうもショウゲンジ狩りのようですね。 食菌は大不作との事。いやぁでも自分らは大満足でしたよ〜♪ 毒だけど。 ここで下山し途中ブナ林に寄るも笹が凄すぎて奥に行くのは断念。 結局目的の一つだったヤマドリタケには出会う事ができませんでした。 またガガンボさんの目的のベニテングタケも成菌は見れませんでした。 ここはちょっと残念ですが、ベニテンは秋にも見れますから次に期待。 また秋にもチャレンジすると決意をした次第です。そう、また行きます。 □12:00 走行中に再度立派なバライロウラベニイロガワリにも出会いました。 こちらはかなり綺麗な子実体だったのでキノコページでご確認下さい。 その後お二人を駅までお送りしてお別れ。長旅本当にお疲れ様でした! 私も長いドライブです。目立った渋滞にも巻き込まれず無事に帰宅。 もう意識が朦朧としていたので写真を確認した後バタンキューでした。 この夜は久々に9時間近く眠った気がします。自分もお疲れ様でした。 これにてオフレポ終了!!! 睡眠不足でスタートしたOFFは睡魔も吹き飛ぶ大収穫で幕を下ろしました。 またこの秋にも再度、今度はマッコウさんも加えて行こうぜ!って事に。 今年もまだまだキノコ熱は冷めそうにありません。どんどんエスカレート! 何処へ向かうか分からない我々。今度は森屋さんも何とか拉致りたいな♪ て事で当然今回のTOP絵は色変薔薇嶺嬢です。他に適任は居るまいて。 次までには流石に良いデジカメ買うぞ。 ---------------------------[拍手返信]--------------------------- >程々に頑張って下さい!楽しみにしてます > >mugenストーリーはまだ見た事ないですね >オオオニテングタケは先週初めて見てビビりました。 >なんだこりゃぁあ!って叫びましたよ。 >手に持ったらこん棒みたいでした (新参きのこ野郎 さま) MUGENストーリーは面白いのが多いのでオススメですよ。まずはM&Uですね オオオニテングタケはどう考えても大きくなりすぎ。多分遺伝子のミスでしょう。 > (´・・`)北のちっこいの‥かわゆす (しらんがな(´・ω・`) さま) 何か文字化けで口が無くなってるっぽいけど、ほっぽっぽ可愛かったね。 個人的には中間棲姫のあのゴツゴツした口元が大ヒットなんですけど。 |