■冬虫夏草探索準備万端 [22:27 2016/01/27] □Update...[Kinoko]更新 |
急激に寒くなってきましたね・・・。 今年はもう冬は来ないのかとも思いましたが、地球さんは予定に忠実ですね。 まぁそれでも暖冬には違いないようで、キノコの出も少し狂っている模様。 なので冬でも気が抜けません。特に早春のキノコを逃しそうでチョイ不安。 ![]() 原稿もチマチマ進めてます。今月中で15キャラまでは到達しておきたいトコロ。 幸い少しずつペースが上がって来ているので、自分を信じる事にしましょう。 画像は初の描き下ろし原稿。ハマキムシイトハリタケ描くならこの娘も・・・ね♪ ではキノコの話題。 実は時間見付けて冬虫夏草探しに行っておりました。全部近場ですけど。 1日目は気になる沢筋が有ったので気生型冬虫夏草狙いでの探索でした。 ![]() いきなり沢筋の葉裏にクモ生のGibellula leiopusを発見。初発見でした。 この日は風が強くて揺れる葉に邪魔され、この1枚に超時間をかけました。 ![]() 地面に変な物を発見。これはカビたクモ?でも表面に違和感が・・・。 ![]() マクロレンズで覗いて確信!この子嚢殻、冬虫夏草だ!にしても子嚢殻ちっせ! 各種特徴から恐らくコゴメクモタケでしょう。葉が枯れて落ちたみたいですね。 この探索の途中で少し気になる事が有ったのでそれは後日への宿題とします。 2日目。 ![]() オイラセクチキムシタケは近辺でかなりの発生を確認。ここ、ツボですわ。 と言うかこの里山一帯が朽木生冬虫夏草の宝庫のようです。調査必須ですわ。 ここは是非どろんこさんとガガンボさんを招いて集中探索したレベルですわ。 ![]() 戻ってきました前回クモ生冬虫夏草を発見した沢筋。目的の物は・・・これ! 葉裏に付いた不思議な物体。これ実はゴミグモの卵嚢の残骸なんです。 前回探索中にいくつも見付けており、コレ見てまさかと思って探しに来ました。 ![]() ビンゴ!クモの卵嚢に感染する奇妙な冬虫夏草ランノウアカツブタケです! 子座を形成せず繊維に直接子嚢殻を形成する極めて特殊な生態を持ちます。 生体をターゲットとせず、その生産物を栄養源にする、本当に冬虫夏草なの? まぁトルビエラ属には違いないんで確かですが、それにしても興味深いです。 あ、私一応「絵描き」ね。 ![]() 最後は毎年観察会を行っているフィールドへ。意外な見落としが居ました。 これどろんこさんに案内して頂いて見たAschersonia aleyrodisじゃない! コナジラミに感染する冬虫夏草。ずっとスルーしていたんですね。頭上ですし。 今年の目標に掲げた「A新たな冬虫夏草に10種類以上出会う」ですが。 ・オイラセクチキムシタケ ・カイガラムシキイロツブタケ ・ギベルラ レイオパス ・コゴメクモタケ ・ランノウアカツブタケ とすでに達成率50%です。順調すぎやしませんかねぇ・・・。 カメラの話題。 ![]() 買っちゃいました。MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト!超高かったわい! しかし現状唯一無二的な特殊レンズなので後悔はしつつも迷わず購入です。 で、これを何故買ったかと言うと、以下の写真を見れば一目瞭然でしょうね。 ![]() 青針銅鉱です。この一塊の直径が1mmです。でもこれは序の口。 ![]() タイワンアリタケの1mmの結実部がここまで写せるんです。尋常じゃねぇ! これ虫屋さんが良く使うレンズで、小型のハエの複眼やトビムシまで撮れます。 マニュアルオンリーで少し慣れが要りますが、その拡大率は驚愕のレベルです。 冬虫夏草やるならコイツは有って損は無いと判断。間違ってなさそうです。 余裕が有れば微動装置でも買っちゃおうかいね。 キノコ写真整理と原稿もじわじわと進めます。原稿はじわじわじゃダメか。 ---------------------------[拍手返信]--------------------------- >キノコムシってご存知ですか? 知らなかったので調べました。そして納得。マンネンタケの穴の犯人か! 直接見る機会はほとんど有りませんが、痕跡は何度も目にしていますね。 キノコはハエや甲虫の幼虫にヤられます。調査している方も居られる模様。 |
■今年初の実況動画投稿 [20:14 2016/01/19] □Update...[Kinoko]更新 & [Other]更新 |
※虫注意※ まずは最初に宣伝させて下さい。 ![]() 画像はどろんこさんに許可を頂いてお借りしました。冬虫夏草イベント開催! 明日から冬虫夏草の写真展が以上の内容で開催されます。標本展示も。 主催者がどろんこさんと言うワケで応援しないって選択肢が有りませんぜ。 動画中でもダイレクトマーケティングしております。是非お越し下さいませ。 では本更新の主題。久々の動画投稿です。 新年一発目の実況撮影に行ってきました。久々で編集手間取ったー! 今回は真冬だと言うのに冬虫夏草と粘菌メインの回となってます。 特に今回紹介する種はあのどろんこさんも未発見との事。やったぜー! とその前に。そこに至るまでのお話。 実は少し前にTwitterで既にツバキンが出ているとの情報をゲットしました。 ならばハンノキのヤツも出ているのではないかと思い探しに出かけました。 ガガンボさんもブログで紹介している長靴のテストを私もしたかったので。 しかしその道中、いつもコナサナギタケが出ている斜面を探していた時の事。 足元のマツの倒木に張り付いて表面を見ていた時、ふと違和感を覚えました。 ![]() ん?テレオモルフ・・・? しかしハマキムシイトハリタケより更に小さくて子嚢殻が確認できない。 デジカメを車に取りに戻り、マクロレンズで覗いた時に疑惑は確信に。 ![]() やっぱり子嚢殻が確認できる!この段階ではすぐに名前が出ませんでした。 しかし図鑑で見た事が有る。覚えてる。必死に考えて思い出す事ができました。 そうだ、オイラセクチキムシタケだ!帰宅後すぐに図鑑を読み漁りました。 するとやはり冬季に成熟個体が良く見付かる種だとの事。これは間違い無い。 ![]() 綺麗にクリーニングした状態です。残念ながら頭は掘る際に破損しました。 冬場は越冬中の気生型は見付かると聞きましたが、まさか朽木生もとは。 前回のタイワンアリタケと言い冬虫夏草は冬場も油断できませんね・・・。 そして調子に乗って今回の実況です。 ![]() 前回よりもやや小型ですが無事実況中に新個体を発見する事ができました。 まだ未熟ですので今回は採取はせずにそのまま放置する事にしました。 しかし発見はまだ続くのです。 2ヶ所目はスカ。まぁ面白い粘菌は見れましたけど3ヶ所目に期待します。 その移動中の事、沢筋にイヌガヤの木が1本だけ生えているのが見えました。 沢筋にイヌガヤ・・・まさか。そう、図鑑の知識が役に立った瞬間です。 斜面を降りて沢筋へ。そして葉の裏を覗いた時に予想通りの物が・・・! ![]() カイガラムシが真っ白になり葉の表面に白い菌糸が少し伸びて来ています。 子嚢殻は確認できませんが恐らくカイガラムシキイロツブタケでしょう。 どろんこさんも幼菌に見えるとの事。これは夏場に成熟個体を確認せねば。 3ヶ所目のスカも吹っ飛ぶ大収穫。大満足の実況となりました。やったぜ! 原稿、頑張ります。そろそろ頑張らないとマズいですしね。焦らせて下さい。 ただ時間を見付けてはキノコ狩りには行きたいなとは思っていますよ。 冬場に多く見られる気生型冬虫夏草も生えてる場所が分かって来ましたし。 ---------------------------[拍手返信]--------------------------- >明けましておめでとう御座います。 >今年も良しなにです。 >Bの印税に期待! (ヤンマー さま) 本年も宜しくお願い致します!ヤーさんも絵の世界に来ましたか! 印税はそんなでもないですよ。多くの方を沼にハメたいだけの本ですし。 >あけましておめでとうございます。 >今年もよろしくお願いいたします (GGG さま) 今年もよろしくお願い致します!メッチャお久し振りな気がします。 最近MUGEN触れてませんからね・・・本年も宜しくお願い致しますです。 |