■突発冬虫夏草オフはまさかの大収穫 [20:58 2016/06/19] □Update...[Kinoko]更新 |
まずは事の発端をご説明いたします。 実はいつもの若手虫草メンバーの間で6月25日にオフ会をやる予定でした。 メンバーは主催どろんこさん、参加は私とガガンボさんの計3人です。 ぬ、1人いない? 実は若手最有力のいんたーさんが多忙で今回は参加できないとのこと・・・。 ガガンボさんも直前まで原稿で忙しく、捜索に出かける余裕はナシ状態。 問題はガヤドリナガミノツブタケ。あの定点観察中だったヤツです。 25日のオフでは立ち寄れない場所なので、最悪観察できないかもしれない。 時期的に今を逃すと子嚢殻は見れない可能性が高く心配していました。 その後ガガンボさん原稿終了。それを受け「ウチ来る?」と誘いました。 正直軽い気持ちで言ったのですが即「行く行くー」って展開に・・・。 しかも急遽いんたーさんも参戦!スマブラのあの画面が浮かびます。 夏は忙しく最後のチャンスかもと言う事でナイスタイミングだった模様。 思いつきで言っちゃったらそこそこの規模の冬虫夏草オフに発展しました。 □10:10 待ち合わせの駅に到着。ほどなくしていんたーさんから到着の知らせが。 ロータリーに車を走らせいんたーさんを拾い、車内でガガンボさん待ち。 そこでいんたーさん発見の謎の冬虫夏草の標本を眺めたりしていました。 □10:30 時間通りにガガンボさんが到着。メンバーが揃ったので急いで出発です。 前回のオフは時間が押して遅くなっちゃったので時間が惜しいのです。 まぁ今回は下調べもしているし予定が狂うとは思えないけどね! そう、この超どデカいフラグは無事に回収される事になります。 素晴らしい成果とともに・・・。 □11:30 地味に1ヶ所目が遠いので急いで現地に向かいます。ここは実は下調べ済み。 今年の1月にカイガラムシキイロツブタケを発見し定点観察していました。 ただ前回の訪問時はまだ子嚢殻ができておらず、少し不安が残ります。 この場所は目的地までの林道がかなり長く、途中数ヶ所倒木が有ります。 ただその場所は今まで行くたびに覗いていましたが、収穫ゼロでした。 なので1ヶ所目の倒木が多い広場に着いた時もこう言って降車しました。 「多分何も無いからカメラ持って行かなくていいよー。」 歩きだして数分。 3人は大興奮で車にカメラと採集道具を取りに戻ったのでした。 ![]() 全員初見のクチキムシツブタケ!気づいたときは絶叫しましたよホント。 と言うか普通に宿主が木の裂け目から見えてるし!何だこのカッコ良さ! しかも3人で気をつけながら周囲の朽木を見てまわると驚くべき事実が判明。 ![]() いる。 ![]() いる! ![]() メッチャいる!!! 大発生ってレベルじゃねーぞ!完全にここは発生坪です。なんてこった! 急いで車に戻って探索装備に着替え、カメラを持って本格的に行動開始。 発生範囲は狭いですが安定して生えているみたいで今後も期待できそう。 ここで私が見慣れない赤橙色のCordycepsを発見。後で掘る事にします。 実はこれが地味にすごい発見だったりします。まぁ詳細はのちほど・・・。 するといんたーさんが一言。 「これカメムシタケですよね?」 実はウチの県ではカメムシタケはかなりのレアモノ。てか自分も初めて。 まだ幼菌みたいで、美しい赤色の先端部がヒョロリと伸びていました。 そうかと思えば今度はガガンボさんが不思議そうに私を呼びました。 「これクチキムシツブタケじゃないッスよね?」 そうですね。多分だけどサビイロクビオレタケでしょうね。何だココ。 この狭い範囲にどんだけ冬虫夏草がいるんだよ。やばい時間が足りない! 今回は余裕を持って行動できると思ってたのに誤算だよ!嬉しいけどさ! 全員持ち帰れるだけの発生量なのでその間に私は謎の虫草を掘ります。 先ほど観察中にいんたーさんが胞子の飛散を確認。成熟してるようです。 朽木内の小さな穴から出ているので慎重に掘り出します。緊張の一瞬。 樹皮を剥がして宿主が見えたとき、その違和感に気づきました。 ![]() これは・・・鱗翅類のサナギじゃないぞ・・・?見た事がない宿主です。 調べるとどうやら朽木内に居るハチ類の繭だそうです。え?ハチ目? この手のCordycepsはガなどの鱗翅類がおもな宿主のハズ。意味不明です。 そしてルーペで見ると胞子の噴出を確認。その形状、肉眼でも見えました。 ![]() そう、胞子がヌンチャク型なんです。これ凄い重要な特徴なんです。 真っ先に疑ったヒメサナギタケは胞子の形状から別種だと確定できます。 となると似ているのはヌンチャクイラガタケとヒメサナギタケモドキ。 前者は子嚢殻が裸生な上に色が黄色なので別種でしょう。宿主も違います。 残るは後者ですが、これも宿主はイラガの繭で子嚢殻がやや突出します。 ■ハチ繭生不明種 Cordyceps sp. 調べてみるとヒメサナギタケモドキと同種か近縁種が存在するようですね。 少し探し回りましたが発見例自体が少なく情報不足でした、無念です。 しかし子嚢殻の形状から別種な気もします。もう少し調べてみますか。 □13:00 全員採取も撮影も終わりましたが時間がヤバイ。明らかにヤバイ。 だってココは本来予定になかった場所。で、ここで1時間半使ってます。 急いで本来今日一発目だった場所へ。カメラ装備でとある木の下へ・・・。 ![]() 今年1月からマークしていましたが、最近まで動きなし。果たして・・・? ![]() 来ました!カイガラムシキイロツブタケ!子嚢殻ちゃんとできてます! 何か右に違う冬虫夏草がいる気がしますが、そこは今回はスルーします。 宿主はイヌガヤワタカイガラムシ。菌糸に覆われていて見えませんけど。 レモンイエローの子嚢殻がとっても美しい、極めて小型の冬虫夏草です。 ガガンボさんも自分も子嚢殻は初見なので夢中で撮影しまくりました。 その後近くのブナの倒木を調べるも収穫なし。急いで昼食に向かいます。 □14:00 遅めの昼食です。腹が減ったのでガッツリ食いました。美味である。 □15:00 個人的にはこの日一番の目玉。ハチタケのいるフィールドに到着しました。 本来はここを昼から重点的に散策するつもりでしたが、明らかに時間不足。 自分も多くは見つけていないので新発見に期待しての探索でしたが・・・。 ![]() 最後にハチタケを撮影して次の場所に向かいます。伸びてますねぇ。 もう少し成長させてから採取したいと思います。それまで胞子飛ばせ! 帰り道でオオシワカラカサタケらしきヤツに遭遇。写真撮影をしました。 □17:00 ガヤドリナガミノツブタケを探しに以前の沢筋に到着しました。薄暗いです。 私は撮影済なのでお二人の撮影タイムです。子嚢殻が有ると映えますね。 少し探索しますが何もなし。クモが多く、今後のクモ生に期待しましょう。 時間もないのでここはチャチャッと済ませて最後のフィールドへ向かいます。 □17:30 ![]() 最後はツブノセミタケの発生地点へ。この段階で林内はかなりの暗さに。 私といんたーさんはすでに見ていたのでガガンボさんが主役となります。 前回探索時は形成されていなかった子嚢殻も今回は無事確認できました。 撮影中に周囲を探しますが時間も明るさも足りません。ここでタイムアップ。 これ以上遅れるとお二人の帰宅に支障が出るので急いで駅へ向かいます。 結局朝に時間が有れば寄ろうと思っていたクモタケ発生ポイントは断念です。 □18:30 ガガンボさんといんたーさんを無事駅に送り届けることができました。 事故もなく済んで良しとしますか。次は25日。いっぱい見つけたいぞ! と言う感じの一日でした。帰宅後はパンツ一丁でクリーニングと撮影。 白バックと黒バックで超マクロな写真が撮れました。掲載はのちほど。 @普通のキノコ探しは終わりがけにデカい当たりがくる A冬虫夏草探しは逆にド頭にデカい当たりがくる ガガンボさんとも言ってましたがウチらの探索、変なジンクスがあります。 今のところ高確率でこんな感じのルート固定なので何とかしたいモンです。 絵の話題。 最近キノコに現を抜かしまくりまクリスティーで絵があんま描けてません。 一応裏では描いてるんですが、何と言うか公表できないのが何とも。 一応ギリギリ載せれそうな絵だけチラ見せしておきます。勘弁して下さい。 ![]() それではまた。キノコ写真整理は続きますよー。 |
■実況動画でまた虫草 [23:00 2016/06/06] □Update...[Kinoko]更新 & [Other]更新 |
原稿が先方からの連絡待ちと言う事でしばらくは自由なosoです。 ココ最近は雨が多く、キノコにも優しいので休日が待ち遠しい! では本題。 今回は絵じゃありません。TOP絵とキノコ写真更新に合わせて実況投稿です。 ちょっとは手ブレが減りましたが、今度はピント合わせで難儀しています。 元々動画撮影用の機材じゃないですし、絞りとの兼ね合いが難しいですね。 今回の主役はやはり何と言ってもマルミアリタケ。TOP絵でもありますし。 春先に見事な発生坪を発見する事ができたので印象に残っている虫草です。 写真も今回に合わせて大幅に差し替えました。動画とセットで観るとヨシ! 艦これの話題。 ![]() とりあえず神風と春風以外は全員改になりました。Polaは前回既にですが。 今はバケツ貯めを中心にやってます。鋼材とボーキは既に十分量まで回復。 後は燃料弾薬です。夏イベまでには最低20万は備蓄しておきたい所です。 あと重大な決断。 今まで縛ってた補強増設と牧場解禁しようと思います。 ただし補強増設は唯一価値の有る速吸のみ。他の艦は使用不可とします。 牧場はデコイ潜水艦のみに限定していましたが、ちょっと限界感じました。 なので二航戦と阿武隈、ハイパーズから始めてみようと思った次第です。 ぶっちゃけネームド艦載機も五連装も大発も全然足りてないんですよウチ。 今回のイベントは特にそれを感じたので思い切って解禁してみようかと。 ・ダメコンは一切使用しない ・轟沈だけは絶対にさせない この2つは以前通り徹底して行こうと思います。って言う勝手な宣言でした。 最後にキノコの話題。 土曜日は早朝から起きて近所のフィールドを何ヶ所かチェックしに行きました。 そろそろクモタケを探したいのですが、まだ少し早いと感じてそこはスルー。 ガヤドリをチラッと確認した後で順番にお目当てのポイントを訪れました。 当然今回は実況撮影が目的です。実は結構な発見が有ったんですよ。 ![]() まず最初はツブノセミタケ。ガヤドリから徒歩3分くらいの場所です。 前回小さな子実体は見付けていましたが、今回はより大型の立派なヤツ! 子嚢殻の残る昨年の古いストローマの隣から新しいヤツが出ていました。 ![]() 次の沢筋では担子菌類を探しましたが壊滅。冬虫夏草は愚か普通のも居ない! 道中で辛うじて出会えたのはこのホソエノヌカホコリくらいのものでした。 諦めて帰りかけた時、ふと沢筋にヤブツバキが有ったので葉裏をチェック。 ![]() やっぱ居ましたランノウアカツブタケ!これで何ヶ所で見付けてるんだ俺。 今回はお高いマクロレンズで撮影したので子嚢殻も綺麗に写っていますね。 そして今回で主となる菌糸が内部に存在するのが分かった気がします。 明らかに子嚢殻を中心に放射状に太い糸。この内部が菌糸なんでしょう。 またその延長線上から新たな子嚢殻の形成も確認。まだ活動は止まらない? あと同じ場所でギベルラを発見。未熟のため少し定点観察しましょ。 ![]() オマケでキバナウスキムヨウラン。ここの限られたエリアに発生します。 キバナエンシュウと思ってましたがフォロワーさんに教えて頂きました。 そこそこ珍しい腐生植物のようなので、この場所は大事にして行かなくては。 ![]() 最後は定点観察中だったハチタケの確認へ。何ともう結実部が形成中! これも想像していたよりずっと早いですね・・・これはうかうかしてられん。 この近くでももう1個体発生を確認。探せばもっと出て来そうな予感です。 とまぁこんな感じの休日でした。今からもっと忙しくなるぞー! |