■アケビ(キノコ) [23:52 2016/10/24] □Update...[Kinoko]更新 |
土曜日は地元の観察会でした。 ですがしばらく雨が降っていなかったため発生量も種類数も少なめ。 と言うか凄い事故を目撃し、正直それに全て持っていかれた感じです。 菌根菌は少なく、フクロツルタケとカバイロツルタケが有ったくらい。 イグチは全滅でベニタケが3種。後は硬質菌と言う感じのラインナップ。 ただ想像以上に乾いており、これだけ有れば十分と言う感じでしたね。 お昼ご飯の後は同定会なのですが、その時間もあっと言う間に終了。 時間が有るのでちょっと気になっていた場所に向かう事にしました。 着いたのはイトヒキミジンアリタケを案内したポイント。近所です。 ここで見付けた重複寄生を受けたコメツキムシタケを見に来ました。 ですが変化なし・・・このまま不稔で終わってしまいそうな気がします。 まだ時間が有るので、とある冬虫夏草を探してみる事にしました。 地面を這って幹の低い位置に居るイトヒキミジンアリタケを訪問。 その中でも特に古そうな、昨年より前と思しきヤツを探します。 ![]() いやー有るかなーとは思ってたんですが、まさか本当に有るとはねぇ。 イトヒキミジンアリタケに重複寄生する初見のアリノミジンツブタケ。 アリの腹部からチョコっと出ている子嚢殻だけのヤツが本種ですね。 やはりフタイロスカシツブタケ同様に子嚢殻の下に基質が有ります。 同種だと言う説も有りますが、少なくとも相当近縁な種なんでしょう。 採取しようとしたら幹が割れて飛んでいってしまったため追加探索。 無事もう一つ発生している個体を発見したので綺麗に採取しました。 そして帰ろうとした時に、足元にふと派手な紫色の物体を発見・・・。 ・・・アケビ? ふと以前見たサイトが思い出されました。まさかアイツが居るのでは? ![]() 居たー!アケビの果皮を食らい菌核化する子嚢菌類、アケビタケです! ハンノキの尾状花序に生えるヤツと同じキボリアキンカクキン属菌です。 そう言えば今まで何度も来ているのに全く意識したことが無かったな。 ![]() 拡大すると子嚢盤はかなり濃い赤色でモクレンのアイツの比じゃない。 成熟すると全体的にグレーに近い色になります。胞子の加減かな? 下の黒い塊はアケビの果皮まるごと。なので中身は当然空洞です。 完全に菌核化しておりカッターでもサクサク切れないくらい硬いです。 菌核を作る子嚢菌類は大好物なので、これは是非ともに擬人化をば。 ![]() て事でザッとデザインしてみた。まだラフ案です。少し修正したいな。 名前はキボリアキンカクキン属菌ですし普通に「木掘 木通」でしょ。 思えばコイツらも寄生みたいなモンだし、虫草にハマるのは運命だったか。 |
■きのこの日 [22:50 2016/10/17] □Update...[Other]更新 |
どうも。 キノコ狩りも個人的には一段落し、休日は(珍しく)遠征せずにいるosoです。 ここ最近、特に9月頃から休みが有って無いようなレベルで動いてました。 燃え尽き症候群ではないですが、10月中は出ても近場で済ませたいですね。 特に今月は書籍発売もしましたし、ノルマ的にはクリアしたと言えますし。 実はメチャクチャ体調が悪かったんですが、宣伝もしたいし録りました! 「きのこの日」だし、流石にここは狩りに行っとかなきゃダメでしょう? て事でメインのはずの宣伝は一瞬で、主に冬虫夏草掘り実況となりました。 今回のメインターゲットはまんま題名にも有るようにウメムラセミタケです。 八丈島でどろんこさんとHibagonさんが見付けてますが、あれは離島タイプ。 色の淡い本土タイプが地元で見られたのは本当に嬉しかったですね・・・。 先週見付けた子実体の場所を失念し、無駄に時間を食っちゃいましたね。 おかげで最後のフィールドに着く頃には周囲が薄暗くなっちゃいました。 ただまぁ実況的には如何にキツいかが良く伝わるんじゃないかな? ちょっと今月中は仕事が忙しくてあまりサイト更新ができなさそうです。 キノコ写真も描きかけの絵も絶賛放置中ですからね。がんばりますよー。 ---------------------------[拍手返信]--------------------------- >お疲れ様です。 >図鑑が届いたので暇を見て読んでいます。アニメも楽しみです。 >ウスキタンポセミタケもウメムラセミタケも掘り取り大変そうですね。 >次はマヤサンですね。 >私は定点観察していたガヤドリが消失してがっかり、 >同じくツブノセミタケが2個体の内一つが消失、一つが完熟していました。 > >艦これはレベリングメイン。 >溶鉱炉も空母レシピ2回目で大鳳がいらして下さりました。 >運が良かった分反動が来そうで怖いです。 >Z1入手したのでビス子に行くかZ3に行くか思案中… (油蝉 さま) ウスキとウメムラならばまだウスキの直根の方が掘りやすい気がします。 マヤサンは来年ガガンボさんのフィールドで探してみたい種ですね。 ツブセミは最も発生量と分布が多い虫草なんじゃないかと最近思ふ。 |
■一気に色々起きすぎです [23:49 2016/10/12] □Update...[Kinoko]更新 |
アニメに関するサイトが出来たようです。 ■森の妖精 キノコの娘 「アニメちゃんに会える国」の放送は仕事で見る事ができませんでした。 ただチラッと調べた感じだとキノコ番組だったと聞いて安心しました。 とりあえずかなりカオスだったみたいですね。どうなるんでしょうか・・・。 今週末当たり番宣?いや本の宣伝も兼ねて実況録りに行ってみようか。 正直アニメに関しては私自身正直良く分かっていないってのが本音。 元々物語は無いし、アニメ製作の方々に好きにして頂いて良いかと。 ぶっちゃけキノコの設定からかけ離れてさえいなければ大丈夫です。 そんな事より。 私は・・・。 キノコを見たい!!! いやそんな事って言っちゃダメですが、私の行動原理は生キノコです。 そこだけは絶対に崩れないので、休日はガンガンキノコ狩りですよ! まずは富士山翌週の10月2日。 まだ富士山遠征の疲れが抜け切ってない気もしますが、知りません! 今回はとある冬虫夏草2種に狙いをつけて地元の里山を訪れました。 この場所は以前ガガンボさんとどろんこさんをご案内した場所です。 その際はルリハツタケを含め様々なレアキノコが観察できました。 ![]() まずはまぁ予想通り晩秋の冬虫夏草イモムシタケを無事発見です。 フジの葉を好むガ、トビイロスズメの幼虫を宿主とする大型種ですね。 大木が切られ心配していましたが、ちゃんと生き残っていたようです。 ただ来年以降は別問題。違う場所に移動してくれている事を祈ります。 ![]() 真の狙いはコレ。アオキに付いたシャクトリムシハリセンボンの残骸です。 その表面に何故か黒褐色の新鮮な子嚢殻が無数に出来ています・・・。 定点観察していたフタイロスカシツブタケがちゃんと育っていました。 古いシャクトリムシハリセンボンに出る激レアの重複寄生菌なんです。 ただこの日は昼から大雨になってしまったため早めに退散する事に・・・。 他にソライロタケ、アケボノタケ、ヤブアカゲシメジなどを確認しました。 そしてお次は最大のイベント。収穫目白押しの三連休! 10月8日。実はガガンボさんのフィールドに行く事も検討していました。 しかし私の仕事の疲れがハンパなく、長時間運転が正直キツかった・・・。 ガガさんも翌日イベントと言う事で、今回は写真展へ行く選択をしました。 ![]() 今回どろんこさんが伊豆に続き2回目の冬虫夏草写真展を開催しています。 しかもこの日は会場に常時待機している日との事で、ダベリに行きました。 と言っても疲れてるのでゆっくり寝てお昼前に到着する感じでしたけど。 ![]() 会場に着くと来場者さんと熱心にお話しているどろんこさんを発見。 こっそり後ろに立ってDMで「今あなたの後ろに居るの」と送りました。 会場内には今年の珍菌賞を受賞したシャクトリムシハリセンボンの写真も。 その後は近場のラーメン屋さんでお食事。おみやげも無事渡せました。 会場に戻りしばらくするとお昼前にお話していた来場者さんが再来場。 この近辺で冬虫夏草らしきモノを発見した、との事でデジカメを確認。 私もどろんこさんもとある名が浮かび、「よし、行きましょう!」と即答。 その画面に映し出されていたモノはあまりにも見覚えが有るヤツでした。 在場日とは何だったのか。3人は現地に到着、どろんこさんが掘り開始! 私も周囲を探します。セミノハリセンボン発見。これは良い場所のようだ。 そう思った時。怪しい平地を発見。しゃがみこんだ時でした。 ![]() そう、デジカメに映し出されていたのは珍菌ウスキタンポセミタケ! 何を隠そう私が八丈島で発見するもギロチンしたあの忌まわしき虫草! 来場者さんが発見した個体だけではなかったようです。嬉しい再会です。 ![]() 探してみると周囲にはウスキタンポセミタケが複数株。こんなヤツまで! あまりにも子実体が出すぎていて、一瞬アブラゼミタケと思われる始末。 ここは素晴らしい発生坪。他のセミ生も十分可能性が有りそうですね。 とここでようやく来場者さんとお互い自己紹介。Mさんはじめまして! そしてここでMさんの口から驚くべき言葉が発せられたのでした。 「どろんこさん、私、ガガンボさんに刺激されてキノコを始めました!」 どろさんが私を「おsさん」と呼ぶので「オッサン」だと思っていたそうで。 帰宅後すぐにMさんをSkypeにお呼びしたのは言うまでもありません・・・。 何とかウスキタンポセミタケは綺麗に断面を作成する事ができました。 八丈島でのトラウマが何度も蘇りましたが、リベンジが叶いました。 とここで日が暮れてきました。大急ぎで写真展会場へと戻るのでした。 ![]() 冬虫夏草写真展は10月14日まで。あと少しの期間ですが是非ご来場を! 写真のように気さくな主催者どろんこさんのコレクションをチェキ! ・・・死語かな。 10月09日。 昨日あんな良いモノを見せてもらっちゃったら体が疼いてしまいます。 もう我慢できません。こうなったら近場を重点的に攻めてみようかな? まずは地元で重複寄生を受けたコメツキムシタケを多数発見しました。 その後少し遠出してドクササコとウツロイモタケ(青木仮称)を確認。 しかし両種ともちょっと早かったのか残念ながら発見できませんでした。 代わりに綺麗なウスミベニサラタケとトビイロホウキタケが見れました。 この段階で昼過ぎでしたが、地元に戻ってとある場所を見に行きました。 ここはガガンボさんといんたーさんをお呼びしたプチ虫草オフの現場です。 クチキムシツブタケが発見された場所を注意深く観察してみると・・・。 ![]() ガガンボさんが発見した不明種はキマワリアラゲツトノミタケでした! 毛の生えた柄が宿主に見えましたが、その奥にキマワリが居ましたね。 ![]() 意識して探すと他にも沢山子実体が。自力発見したコイツを採取しました。 やはりクチキムシツブタケはコイツに重複寄生していたみたいですね。 これだけ出ていれば宿主的にも安泰でしょう。来年も見れる事に期待です。 この段階で17時。辺りは薄暗くなって来ています。でももう1ヶ所・・・。 この場所のすぐ上にハマキムシイトハリタケと思しき種の発生地が。 発生時期が梅雨時だったので気温が似た今なら出ているかも知れない。 そう思い暗い森の中に入り、フラッシュライトを点灯させた時でした。 あっ・・・ヤバい。 この瞬間、三連休が潰れる事が確定したのでした。 10月10日。 できれば休みたかった・・・。 しかし有ると分かっていて行かないのは「据え膳食わぬは男の恥」? とは言え敵は1種かつ正体は判明しています。気楽に行きましょう。 適当に寄り道しつつ昨日の現場に到着。目印の場所へ行くと・・・。 ![]() 八丈島でガガンボさんが発見したあのウメムラセミタケが居ました。 実は昨日発見した時はもう真っ暗で撮影も断面作成もムリだったんです。 なので翌日リベンジだったと言うワケ。これは流石に見逃せませんよ。 ただ何となく嫌な予感はしていました。典型的なウメムラの地下部は・・・。 ![]() 所要時間:約2時間 実はウメムラセミタケには地下部の形状に2つのタイプが存在します。 一つは八丈島など離島で見られる直根型。地下部が短く掘りやすいです。 もう一つは最も一般的な細根型。細かな菌糸だけで出来ています。 本土で見付かるのはほとんどが後者、掘り取り難易度は非常に高いです。 気楽に行こうとか言った矢先にコレですよ。身体中あちこちが筋肉痛です。 でもウスキタンポに続きウメムラまでリベンジできるとは思わなかった! その代償に相当な体力を失った気もしますけど・・・。 とまぁこんな感じで本も出たのにキノコ狩りにかまけていた三連休でした。 でもキノコだけでなく貴重な虫草仲間とも出会えた素晴らしい三連休でした。 これはまたキノコ写真整理が大変だ。今週は流石に一日くらいは休もうか。 写真整理もだけど絵も描きたいしね。一応絵描きですし。 ---------------------------[拍手返信]--------------------------- >書籍発行、等おめでとうございます。 >今日書店で注文しました、楽しみです。 >この間茨城の坪へ行って来ました。9種ほどの虫草があり、 >駐車した場所の近くにヤンマタケが落ちていました。 > >3-2、一発でクリアしました。むしろ羅針盤のせいで3-3の方が大変でした。 >デイリー開発で良い結果だった日に調子に乗って溶鉱炉行ったら武蔵が出ました。 >運の良い日はあるものですね。 >Z1入手任務出現まで後48時間遠征を3回。ビスマルクは遠い… (油蝉 さま) ありがとうございます!冬虫夏草は特に今回こだわってるかもです。 ヤンマ有りましたか・・・今年は今からの時期地元でも探してみよう。 3-2一発は運が良すぎる!ビス子は気長に。艦これは運ゲーですから。 >アニメ化おめです。 >ペーパー、付くとこあったのか...発売日に甜瓜で買ったのは早まったかな? >内容はキノコ詳しくない人をぶっちぎるラインナップが増えてますね。 >ゆっくり楽しませてもらいます。 >...知名度で言えば赤星病菌はむしろ高いのかも知れませんが。 (青fungi さま) ありがとうございます!だってレア種ほど知って欲しいじゃないですか! 調べて満足する方ではなく、興味を持って探しに行く人を増やしたい! ナシ赤星病菌に関しては農家さんが多い地域は普通に知ってそうですね。 >なにやら凄いことになってますね。 >おめでとうございます! > >新版もポチらせていただきました。 >届くのが楽しみです。 (七紙零 さま) ありがとうございます!正直アニメは自分でもどうなるか分かりません。 著者的にはやっぱり本の、そして掲載種の魅力を広めたいなと思います。 >新刊発売おめでとうございます! >私も本日入手しました。 >ゲームもアニメも楽しみにしております。 ありがとうございます!ゲームに関してはお待たせしてしまいました。 随時情報は紹介して行けると思いますので、もうしばらくお待ち下さい。 >osoさんの娘さん達がアニメ化と聞いて、 >かなーり久し振りにHP見に来ました。おめでとうございます! >楽しみにしとりますよー (鳥肉屋 さま) ありがとうございます!アニメ・・・一体どうなるんでしょうね・・・? お久し振りです。最近は冬虫夏草ばっかですがまた覗いてやって下さい。 >最近日比谷公園でキノコを満喫しているネコタ斑猫と申します。 >画像検索をしていたところ、こちらのサイトにたどり着きました。 >層の分厚いキノコ写真のみならず、オタクで絵描きで >キノコの擬人化までなすっておられることを知り、 >生きててよかったと思いました。 >つたないのですが当方もキノコ写真を撮っております。 >身近に喜んでくださる方がいないので投げ込んでみます…。 >ttp://30d.jp/yamiya/4 >おそさまの美麗な写真とイラスト、楽しみにしております。 (ネコタ斑猫 さま) ありがとうございます!そしていらっしゃいませ!オタクです! 私に生の喜びを感じるのも如何かと思われますがよろしくお願いします。 自分も最初に重点観察したのは公園でした。キノコの宝庫ですからね。 身近であり手入れされているが故の良環境、もっと注目されて欲しい。 |
■新版oso的キノコ擬人化図鑑と関東遠征 [22:45 2016/10/02] □Update...[Kinoko]更新 |
届きました。届いたんですよついに。 ![]() ついに「新版oso的キノコ擬人化図鑑」が手元に届いてしまったんです! 思えば長い戦いでした。長期原稿は流石に精神削られましたね・・・。 同人誌とか描いてれば多少は慣れてたんでしょうけど、いやぁ難産でした。 でもようやっと世に出ます。私の妄想が本になって書店に並んじゃいます! ■Amazon様 通販ページ 発売日は10月5日。配送の関係で多少の前後はするかも知れません。 今回は40種類増えて100種掲載。なんと200ページ超えの図鑑的厚み。 休憩がてらちょっとずつ読んでますが、いやぁ面白い本ですね、コレ。 ![]() サンプル的に一枚。前回大不評だった写真の小ささも解消しました。 既存原稿も学名や説明、関係性などがかなり変わってるのでご確認下さい。 また初作発売以降に良い写真が撮れた種は率先して差し替えております。 今回はかなりキッチリ読んだので誤字脱字は無くなった、と信じたい・・・。 でもコレだけではありません。 ※重大発表は少し先です。 まだ言えません。なのでもうしばらくお待ち頂きたく思うosoであります。 まぁ発売日すぐ後くらいには正式発表できるはずなのでホント少しです。 書籍に関しては発売日をメインに告知する予定なのでお楽しみにー。 ではキノコの話題。 富士山遠征行って来ました。諸事情により観察主体のオフとなりました。 今年も放射線量が基準値を超えたのでキノコは市場に出回りません。 入山料を払わないと県有林へ入れないので、登山道も選んでいます。 富士山も早く線量が下がって昔のような狩りができる日が来て欲しい。 今回はもろぞーさんが新規開拓コースを案内して下さる事に・・・。 参加者は私とガガンボさん。どろんこさんは予定が合いませんでした。 いつも通り早朝に駅で夜行バス勢のガガさんを拾って現地に向かいます。 もうホント何回会ってるんだよって感じですが、違和感も有りませんね。 思いの外順調で待ち合わせの時間より30分以上早く到着してしまいました。 なので以前車中泊とテント泊をした駐車場脇のカラマツ林を軽く散策。 ![]() やっぱ居ますねカラマツチチタケ。そりゃこの環境じゃ居るでしょう。 ![]() カラマツチチタケの近くに生えていた見慣れないハラタケ型のキノコ。 ここ名前が分からず、帰宅後にコノハシメジと教えて頂きました。 他にも色々出てましたが、時間が無いので待ち合わせ場所へ・・・。 個人的にはマゴジャクシが出ていたのでじっくり見たかったですが。 富士山駅(元富士吉田駅)にてもろぞーさんと合流。いざ出発です。 前回は服のニオイが凄かったですが、今回は大丈夫でした! ・・・これ言って大丈夫ですよね?前回のオフレポでも書きましたし。 運転中にノボリリュウが出ていたので初見だった私は撮影タイム。 駐車場に着くとキノコ屋と思しき集団が・・・先を越されたかな? 森に入ると雰囲気は良いのですが大きめのキノコが少ないような。 詳細は避けますが、天候含め色々と条件が悪かったんでしょうね。 ![]() クロカワは見付かるんですがどれも幼菌。遂に立派なのが有った! と思ったらクマシメジだった模様。コイツ以前も騙されましたからね。 ただ富士山では真っ黒に近い子実体も見られるのでチョイ怪しいかも。 その後スギタケモドキやサンゴハリタケモドキなど収穫が相次ぎます。 見付かりだすと次々見付かる、これは何かジンクス的なモノなのかな? 残念なのがマクキヌガサタケが蹴り飛ばされていた事。何しやがる! そんな時、ガガンボさんが発見です。 ![]() サンゴハリタケモドキを撮影していたらすぐ下に。灯台下暗しですね。 愛らしいニカワジョウゴタケ!これ実は好きなキノコなんですよ。 地面から生えるキクラゲ類。ぷるぷるの子実体は触りたくなります。 ![]() 少し歩くと初見のサンコタケ(黄色型)!赤系しか見た事無かった! 撮影しているとやっぱり臭いですね。ハエ居ないのに頑張りますね。 ちなみに地元に帰ってから黄色型見付けました。・・・居たのね。 移動中にカノシタだと思ったらオオミノイタチハリタケだったりしました。 あれ多分ネットで誤同定されまくってるみたいですね。ややこしいです。 ![]() 擬人化図鑑に間に合わせたかったクロラッパタケ!良い構図でした。 あ、これ一応ネタバレだったかな?まぁその辺までなら良いでしょう。 ここでちょっと問題が。ベニテングタケが中々デレてくれないのです。 実はガガンボさん、今まで何度も見てるんですが、全部幼菌ばっかり。 今回も幼菌だったりつぼの破片が消失してたりと良い状態のが居ません。 しかしもろぞーさんがここならきっと見れる!と歩みを進めると・・・。 ![]() ガガンボさん大満足!美しいベニテングタケが何株も発生していました。 確かに雨が降るとこの特徴的な白い破片が洗い流されちゃうんですよね。 大興奮で撮影するガガンボさんの近くを歩いていると大きなケロウジ発見。 ・・・いやこれケロウジじゃねぇ! ![]() 「あーここシシタケ出ますよー」ともろぞーさんがサラッと流します。 いやいやこれすっごい嬉しいんですけど!でもちょっと老成してるかな? コウタケから細かく分類が分かれましたが、本種も立派な食菌ですよ。 ここでお昼タイム。前回タンポタケを掘った場所でおにぎりを頬張ります。 ![]() ガガンボさんと一緒に探したらちょっと古いけど有りましたタンポタケ。 しかも足元にタンポタケモドキまで。ガガンボさんの虫草目が光ります。 ギロチンしちゃってたけど。 最大の目的であるアイツの生える場所へと向かいます。出会いはすぐ。 ![]() 案内人のもろぞーさんも大満足のアカネアミアシイグチの群生です! 本種は単生が多く、このように複数株が群れている事自体が珍しい。 しかもココ最近は出が悪かったらしく、この出会いは本当に幸運でした。 ガガンボさんも来た甲斐有っただろうなぁ・・・二度目でも感動ですわ。 最近新発生地が見付かったそうですが、それでも未だ激レア菌ですから。 その後更にアカネを1株発見。オオキノボリイグチ等も見れました。 ここでそろそろ時間切れ。下山しつつ見落としをカバーします。 ![]() 行きに前を通ったのに落枝に隠れて見えなかったサンゴハリタケモドキ。 その大きさたるやベテランのもろぞーさんも驚くレベル。超巨大でした。 同じルートを通ってもこんな大物を見落とすんだから油断できませんよ。 ![]() ずっと無いな無いなとブツブツ言っていたドクヤマドリも無事発見です。 やっぱ亜高山帯針葉樹林まで来たならコイツは見て帰りたいですからね。 バライロウラベニも居たんですが、残念ながらヤマドリタケは発見できず。 あれよあれよと言う間に駐車場に戻ってきました。楽しい時間は短いもの。 もう夕方なのでもろぞーさんを駅に送り届け、夜の高速道路を走ります。 今回は無事分岐を間違わずにストレートでガガンボさんを送り届けました。 強行スケジュールでしたが、素晴らしいフィールドをありがとうございます。 もろぞーさん、ガガンボさん。 ありがとうございました!!! さて、話題はまだまだ。写真整理もまだまだ。先は長そうだ。 |