■Amanita longistriata (タマゴテングタケモドキ)

■ 2009年07月09日 撮影

クリの樹下で発見しました。最初はツルタケだと思ったんですが・・・。
でもやたら大きくて柄につばが有るんですよ。これはツルタケじないですね。
どっちかっつーとツルタケダマシに似ていますが、ちゃんと判別方法が有ります。


■ 2009年07月09日 撮影

傘は灰褐色で、縁に長い条線が並んでいます。基部には白いつぼが有ります。


■ 2009年07月09日 撮影

本種は別名「アカハテングタケ」。「アカハ」は「赤羽」の意。「羽」はひだ。
裏側を見ると判別は容易。ひだが赤みを帯びるのが本種の特徴です。
他のテングタケ科キノコには見られない特徴ですので同定に有効です。
あと、これはどうか分かりませんが、つぼの中も少し赤いような。

ただ、詳しい人は分かると思いますが、タマゴテングタケに似てません
この和名はどちらかと言うと現タマゴタケモドキに付けるべき名でした。
本種は分類的にはタマゴタケに近しい種であるとされています。

まだハッキリとは分かっていませんが毒キノコで間違い無さそうです。
テングタケ科食菌に似ている種が幾つか有るので要注意です。

■ 2007年07月13日 撮影

本種の判断基準に「つばの有無」が有るんですが、幼菌時はこの通り。
本当に幼い内は判断が難しい場合が有ります。手を出しちゃダメよ。
あと、つぼが割れて頭が出た時、割れたつぼの縁がブ厚い気がします。

■ 2009年07月24日 撮影

この時期の大台ケ原では本種を良く見かけます。これは頭を出したばかり。
雨が降った後だったので傘が水分を含み、艶かしい感じでしたね。

■ 2010年06月27日 撮影

毎年決まって顔を出すクリの木の下、今年も忘れず発生していました。
本種はテングタケ科の菌の中でも比較的発生時期が早いように思います。
この個体は他と比べるとやや大型で、柄にかなり強烈なささくれが見られます。
別種に見えますが、破れたつぼの内部に赤みが差しており、確かに本種です。

■ 2010年07月04日 撮影

薄暗い自然公園の遊歩道の斜面に、立ち姿がとても綺麗なモドキを発見。
最近はつぼの割れ方や柄とつばの感じから裏見なくてもピンと来るように。
今気付いたんですが、撮った写真のほとんどが7月撮影分ですね。


■ 2010年07月04日 撮影

やっぱり裏側は載せておくべきでしょうね。

■ 2010年07月04日 撮影

あまりに大きいので「もしやミヤマタマゴタケ?」と一瞬期待してしまいました。
でもしゃがみ込んで撮影してみたら普通にひだが赤かったんですよねー。
コイツも発生してる場所場所で全然形状が違うので、見付ける度に惑わされます。
本種はひだの赤さもですが、この貼り付く感じのつばも大きな特徴ですよね。

■ 2013年06月29日 撮影

この日はあまり目立ったキノコは無かったのですが、行く途中のコイツらがMVP。
もう日が傾き始め薄暗くなって来ていたので、写真写りが若干残念ですけど。
最近本種はひだの赤みを確認しなくても雰囲気で98%判別できる気がします。

■ 2013年07月06日 撮影

観察会の帰り道にギョッとした一本。車からも分かる超ビッグサイズですよ!
今度こそミヤマタマゴタケを期待しましたが、場所は7月4日撮影と近い場所。
北の方でもないのに低地でミヤマタマゴなんて生えてるワケ無いですよね。


■ 2013年07月06日 撮影

柄が凄いササクレているので期待したんですけどねぇ・・・。ひだが赤い!
柄が明らかに違う個体が有って、別種かと思いきや前年と同じ場所とかね。
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