■Psathyrella piluliformis (ムササビタケ)

■ 2006年12月22日 撮影

エノキタケが発生していた真横に大群生を作ってました。漢字が出ません!
本種はナヨタケ科には珍しく夏〜初冬にかけてと発生時期が遅いのが特徴。
この時期はこう言うタイプのキノコが少ないのでこの大群生はマジご褒美です。
「ムササビ」を漢字で書くと凄まじい文字なのでWikipediaで調べて下さい。


■ 2006年12月22日 撮影

この傘の綺麗さは見事!黄褐色〜褐色の綺麗なドーム状の傘が魅力的!
しかも周囲には条線が綺麗に並んでします。キノコの鏡って感じの外見です。
周辺部の方が色が薄く、乾燥すると傘の内部に空気が入って白い斑点になります。
同ナヨタケ属であるイタチタケに似ますが、全体的に色が濃く鱗片が少ないです。


■ 2006年12月22日 撮影

いっぱい有るので抵抗は無く裏返してみました。凄い綺麗なひだの並び。
ヒトヨタケの仲間の傘の裏側って綺麗ですね〜。何だろうこの独特な雰囲気。
ひだは褐色系、柄は白色で時間が経ってもほとんど色は変化しません。

とても食えなさそうですが、実は食菌なんですよね〜。凄く意外なんですが。
ただサイズが小さく全体的にボリュームが無いので飾り程度にしか使えません。
ただ匂いを嗅いでみると予想に反して良い臭いはしますね。臭いだけですが。

■ 2006年12月22日 撮影

これはすぐ隣の別の群生。小さいし色も迷彩ですが、これだけ群生すると目立つ!
この株は地面から発生していますが、倒木や落枝からも発生します。
地面から生えている場合にも周囲に太い枯枝等が落ちている場合が多いです。

■ 2013年11月16日 撮影

湿り気の多い倒木に群生していました。地味に撮影は久し振りでしたね。
出会ってはいるのですが如何せん地味でスルーしちゃうんですよ。


■ 2013年11月16日 撮影

ちょっと粗いけど拡大してみました。傘の周囲の条線がハッキリしています。
また良ーく見ると傘の周囲に縮んだ皮膜の破片の名残がちゃんと有りますね。


■ 2013年11月16日 撮影

裏返してみました。が、指で摘むと水分が吹き出し柄が潰れてしまいました。
本種も含めナヨタケに近い種は肉質が脆いので扱いには結構困りますね。
ひだは熟しており暗褐色になっていました。最初はもっと明るい色ですよ。
■図鑑TOPへ戻る