Sturmanite/スタルマナイト
Ca6(Fe,Al,Mn)2(SO4)2(B(OH)4)(OH)12・26H2O


20100222 N'Chwaning NO.3 Mine, Kuruman, South Africa

ようやく大型の標本を入手する事ができた「スタルマナイト」です。
アフリカのカラハリ砂漠からしか発見されていない珍しい鉱物です。
しかし産出量は多いため、美しい標本を安価で入手可能です。
特にヌチュワニングNO.3鉱山から美しい標本が産出します。

化学式を見ると非常に複雑な構造を持つ鉱物である事が分かります。
六方晶系ですがあまり柱状にならず、六角板状になる事が多いです。


20100222 N'Chwaning NO.3 Mine, Kuruman, South Africa

拡大してみました。結晶は鮮やかな黄色で高い透明度を持ちます。
母岩が黒いので暗い色合いに見えますが、実際はかなり鮮やかです。
1cmに達する結晶は極めて稀で、普通は数mm程度の微細な鉱物です。


20100222 N'Chwaning NO.3 Mine, Kuruman, South Africa

標本のあちこちにノーダメージの結晶を見る事ができます。
一ヶ所本鉱らしい六角板状結晶が見やすい部分が有りました。
見事なヘキサゴンを見る事ができます。自然は凄いですね。