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■セミ尽くしの休日 [21:35 2015/08/25] □Update...[Kinoko]更新 |
台風来てますね。 これが過ぎたらもう一気に秋めいて来るんでしょうかね?良い時期が来るぜ。 秋になるとキノコ類が一気に出て来ますからね。本来の趣味?に戻る時さ! あ、ちなみに艦これですが。 ![]() 来ました。 ![]() や り ま し た 。 ただし丙ですけど。今回は甲少しやって無理と判断しました。これが夏イベか。 正直今回は特定艦が居ないと丙すら苦戦するレベルでした。鍛え直しです。 資材はまぁまぁ残しましたので残りの期間は掘りに専念しようと思います。 イベント終了後は目指せ資源6桁とビス子と阿武隈、照月の育成に専念予定。 ちょっと悔しいけど甲種勲章は1つ有るしまぁ良いか。ゆっくりします。 ではキノコの話題。 土曜日は早朝から動いて近場のフィールドで冬虫夏草探索を行いました。 最初に以前セミタケを発見した近所の自然公園へ。涼しい内に行かないと。 この場所朝は日陰ですが昼前になると日光から隠れる場所が無いのです。 早起きしたのはこのため。ただセミタケのピークは7月半ば。遅いかな? 到着して匍匐前進をしましたが、セミタケは見付けられませんでした。 しかしその途中で意外な、そして初見の虫草に出会う事ができました。 ![]() 普通に草むらに落ちていたアブラゼミの死骸。何かが生えて来ています。 初めて見ました。気生型のアナモルフ菌類セミノハリセンボンです! 一般的な種なのですが、私は今まで不思議と一度も見付けてませんでした。 ガガンボさんが地元の公園で普通に見付けててギギギっていたくらいです。 ただ今回見付けたのはやや未熟で本種らしさがあまり感じられませんねぇ。 その後撮影を終えてカメラを取りに車に向かって歩いている時でした。 ![]() セミタケだぁああああ!実に4年振りの再会!まだここに居てくれた! 今まで毎年探していましたが全く出会えず、絶えたものと思ってました。 ただやはり時期が遅かったようで、根本から宿主まで朽ちていました・・・。 標本採取は断念し、場所を覚えておいて来年の課題にしたいと思います。 ここでまだ10時台。時間が有るので2ヶ所目に向かいます。 ![]() この場所はツクツクボウシタケの坪。狭い範囲に複数個体発生します。 中でも今回は今まで見た中で一番分生子柄束が大きいヤツを発見です。 ![]() 掘ってみると特大サイズ!下の小さいのが幼虫。大きさが良く分かります。 冬虫夏草は宿主のサイズで子実体も大型化しますが、これは例外ですね。 この周囲にも綺麗な子実体が多数確認でき、大満足で撮影していました。 その時、地面に違和感を感じました。何か落ちてる? ![]() 理想的なセミノハリセンボンだ!しかも今にも動き出しそうな感じ! 本種は仰向けになった死骸から出るのが普通で、この状態は中々にレア。 持ってみると落葉をガッチリ掴んだ状態で死んでいました。魅力的です。 周囲に綺麗に分生子柄が生えた子実体も見付かり、2つ持ち帰りました。 その後は昼飯食って少し遠目のフィールドへイモムシタケ探しに出発。 結構じっくり探したんですが、残念ながら発見には至りませんでした。 アイツは10月頃とやたら発生時期が遅いので、流石に先走りましたかね? かなり子実体が目立つ冬虫夏草なので有れば分かるハズですからね。 まぁ帰宅後夜から日曜日は艦これ三昧でした。そんな休日でしたね。 絵の話題。 ![]() フォルダ整理していたら以前超ラフに描いたカルマさんが出て来ました。 なので仕上げてみようと思います。個人的に気に入ってたラフなので。 キノコ写真整理も少しずつ溜めないように進めて行く予定ですよー。 絵の依頼も正式に有ったので今度の休みは掘りつつデザインですねぇ。 |
■第35回「虫草祭」 [20:37 2015/08/03] □Update...[Kinoko]更新 |
暑くなって参りました。2つ以上の意味で参りました。何なんですかねこの暑さ。 この時期はノーマルキノコが不作時期なので艦こればっかやってる気がします。 まぁもうすぐイベントですからね。資源貯蓄に専念してるだけですけど・・・。 ![]() 描いてます。 描いてますよダラダラとは。ちょっと今は控え目ですけどね。 でも今は・・・。 冬虫夏草ですよ!!! と言う事で年に一度の冬虫夏草の宴、その名も「虫草祭」に初参加しました。 冬虫夏草のスペシャリストが一堂に会する虫草オフ。何と言う濃い祭りか! 今回は前回もご一緒させて頂いたどろんこさんに富士山でお誘い頂きました。 その後ガガンボさんも行きてぇ!って事でいつもの二人が揃う事に・・・。 まぁ一応オフレポですが場所や人は極力明記しない形で紹介しますね。 □1日目 04:00 眠い。 この時間に起きたのは久々です。頭が朦朧としますが出発せねばなりません。 朝のコンビニでパンとおにぎり、あとメガシャキを飲んで目を覚まします。 □1日目 09:00 道中でガガンボさんと合流。二人で希望に胸膨らませまた数時間走ります。 もうこの二人は何回キノコ狩りオフしてんだって感じがしますねホント。 お昼手前にSAで昼食。後に宿泊地で食べれば良かったと後悔するんですけど。 □1日目 12:00 現地到着。地元の研究会の大先輩T氏と駐車場で遭遇!うおぉおおおお! 初めての事なので知っている方が居られるのは本当に心強かったですね。 まぁその後分かるんですが、皆さん超アットホームで要らぬ心配でした。 ロビーにて運営の皆様にご挨拶。副会長K氏から名刺を頂き、改めてご挨拶。 当然ですが今回「日本冬虫夏草の会」への入会も目的の1つであります。 冬虫夏草はコレクション性が高く、誰でも入会と言うワケには行きません。 よって紹介して頂く形となり、どろんこさんとT氏に推薦して頂きました。 本当にありがとうございました。 □1日目 13:00 さて、総会が始まるまでまだ時間が有るとの事で、小規模探索を行うとの事。 受付用紙を置いてガガンボさんと一緒に混ざらせて頂く事となりました。 場所は滝に向かう沢沿いの小道。適度に湿度が有り非常に良い環境です。 ここはハナサナギタケのテレオモルフ、ウスキサナギタケも出るそうです。 ![]() 朽木から発生したコメツキムシタケ。材の中の幼虫から発生しています。 この子実体は未熟。裸生の子嚢殻が表面にでき始めているのが分かります。 その他にもカメムシタケが沢山。アナモルフ菌類のハナサナギタケも発見。 ウスキは残念ながら見付からず。他にもハチタケなどの発生も有るそうです。 □1日目 15:00 ギリギリで開始時間に間に合いました。ホールで総会が始まりました。 会に尽力されたベテランの方が立て続けに亡くなった事を知りました。 黙祷の後、今後の活動内容や来年の虫草祭の候補地などの話し合い。 その後明日の本番でお邪魔するフィールドの説明が行われました。 この場所、普通のキノコ屋の私やガガンボさんがヨダレ垂らす好条件。 冬虫夏草だけではなく珍しい大型キノコが多数発生する楽園でした。 これが近くに有れば毎週通っている事でしょう。くぅ・・・悔しいのぅ。 次に何と初めて聞く冬虫夏草の押し花の実演。こんなの見た事無い! 空気を抜き、酸素吸着剤と乾燥剤を封入するため後に胞子観察も可能です。 実演中に会誌バックナンバーが販売されていたので数冊購入しました。 また空き時間にベテランさんから貴重なお話を伺いました。これぞ醍醐味。 □1日目 18:30 懇親会、つまりは宴会開始です。食べて話して飲んでの宴です。 同じ部屋に泊まる5人で集まってお食事。お酒も出て大盛り上がりでした。 まぁここは入り乱れていたので正直あまり覚えていません。ゴメンナサイ。 □1日目 20:00 ホールに戻って話題提供が行われました。内容は・・・伏せておきます。 ただ冬虫夏草の常識が吹っ飛ぶ発見かも知れないレベルの内容でした。 寝てないから最初は眠かったのですが、それがすっ飛んでしまいました。 ここで明日5時起きして事前探索をするとどろんこさんに言われました。 会が終了したのは23時・・・起きれるのか?コレ。とりあえず就寝です。 □2日目 01:00 ガガンボさんイビキ凄い。 寝れない。 □2日目 05:00 起きました。眠いです。急いで着替えて荷物を持って駐車場に集合しました。 すると皆さん既に集合しています。5時出発だったそうです。おいィ!? ホストのA氏に怒られてしまいました。本当に申し訳御座いませんでした! 朝5時と言う事でまだ薄暗く、しかもかなりのガスが立ち込めています。 森の中はかなり暗く、冬虫夏草を見付けるにはライトが必要なレベル。 ![]() 便乗撮影させて頂いたミドリクチキムシタケです。複数出ていました。 ホソクシヒゲムシの幼虫を宿主とし、1本の木に多数発生する性質が有ります。 このすぐ隣に大きな宿主から発生した物が有り、凄い迫力に圧倒されました。 他にもサナギタケやムラサキクビオレタケが発見され、ここで時間切れです。 □2日目 07:00 朝食はバイキング。いっぱい食べて食べながら冬虫夏草の話をします。 □2日目 08:30 集合写真を撮影し、車に分乗して本番、今日一番の目的地に向かいます。 今回の開催場所はとある自然公園の一画。モミの木が存在する場所です。 目的は図鑑にも載っていない激レア冬虫夏草のハマキムシイトハリタケ。 森に入る前に説明を聞き、踏み荒らさないように慎重に森に入ります。 ここで初めての自分はビックリ。皆林床に伏せて匍匐前進を始めました。 A氏の肘と膝が汚れていた理由、今分かりました。じゃなきゃ見付からない。 負けじと伏せて探しますが、目立つはずのアワフキムシタケも見当たらない。 ここでアチコチでハマキムシイトハリタケの発見報告が上がり始めます。 見た事が無いので見せて貰ったのですが・・・あ、コレは無理だわ・・・。 どれくらい探すのが難しいかを凄く分かりやすい例えで表現するならば。 「森の中の落葉の隙間から出ている白髪1本を探し出す」です。 高さは1.5cm〜2cm程度。細さは・・・ホント髪の毛ですね。何だコイツは! 地面まで顔を5cmくらいまで近付け、血眼になって探してやっとですよ。 しかも地面にはツタウルシの葉が・・・手袋を持っていて良かったです。 ![]() 分けて頂いたハトジムシハリタケ。ヒゲナガガの幼虫から発生します。 2枚の枯葉に挟まれた幼虫から発生し、細いストローマに子嚢殻を付けます。 コイツはハマキムシイトハリタケより大型でその後自力でも発見しました。 まぁ大型と言ってもこの子実体で高さたったの4cmなんですけどねー。 目的のブツがこの半分以下のサイズなので相対的にラクってだけなんです。 ガガンボさんも苦戦している模様。てかベテランの方でもキツいレベル。 ハマキムシイトハリタケは地上生では発見難易度最上位クラスなんだそうで。 「コイツ見付けられたら地上生は大抵見付けられる」との事。無茶だ・・・。 しかしこの辺でコツが分かって来ました。目線を下げる、これが大切です。 中腰では到底見付からない。汚れなんて気にしない。そして遂に発見の時が! ![]() 2cmに満たない短く細いストローマ。そしてハトジムシより小さく黒い子嚢殻。 そして何より葉の貼り合わせではなく、葉を巻き込むように編まれた産状。 これぞハマキムシイトハリタケそのもの!しかも宿主が綺麗に残ってる! 本種はあまりに細く、またストローマが途中で障害物に貼り付いています。 よって採取時点でギロチン(途中で切れてしまう)事が非常に多いのです。 実際慣れて来ると途中で切れた子実体を複数見付けました。勿体無いです。 しかしこの子実体は宿主も綺麗に残り、ストローマも完璧な状態のままです。 成し遂げたぜ!!! その後慣れれば何株も発見。夢中になりすぎて写真撮ってませんでしたけど。 しかしここでアワフキムシタケを見付けてない事を思い出し急ぎ探します。 ![]() これはハマキムシイトハリタケに比べれば簡単でした。すぐ見付かりました。 セミ科のアワフキムシから発生するその名もまんまのアワフキムシタケです。 大きいように見えますが、アワフキムシの体長が6mmって点でお察しです。 ここで時間切れ。撤収のお時間となりました。名残惜しすぎるよこれ・・・。 ![]() オマケで典型的なタケリタケ。 勃起した男性器ですね。 って面白おかしく言ってますが、実は本種初見だったんですよね。感動です。 マクロレンズでビッシリと並んだ子嚢殻も撮影成功しました。これは嬉しい! ちんこ。 □2日目 12:00 皆で思い思いの場所に腰掛けて昼食。話題はもちろんですが冬虫夏草です。 途中寄って来たアリやミズヒキアブに冬虫夏草になれと願いを込めます。 その後全員集合して品評会開催。結構色んなのが見付かってたんですね。 ホソエノコベニムシタケ、ハチタケ、ウスキサナギタケ、ジムシヤドリタケ。 最優秀賞はコメツキムシタケに重複寄生したコメツキヤドリシロツブタケ! 発表と挨拶を終え、虫草祭は幕を下ろしました。何て充実した2日間だろう。 その後どろんこさんとガガンボさんの3人で標本ケースを買いに寄り道。 そしてお二人をそれぞれの駅へと送り届け、夜に無事帰宅する事ができました。 来年の虫草祭も良い場所が候補に上がり、参加せざるを得ませんわコリャ。 総括。 ヤバイ世界に踏み込んでしまったゾ。 オマケ。 ![]() この前のアスケルソニアの乾燥標本を眺めていたら変な物が混じっていました。 見た瞬間にすぐハダニベニイロツブタケだと分かりました。居たのかお前! 乾燥し切ってますが、ちゃんと先端部に透明な子嚢殻が確認できました。 まだまだ観察眼が足りませんね。冬虫夏草やるならルーペは必須なようで。 ---------------------------[拍手返信]--------------------------- >寄生して操る感じの、怖いですよね。 >ハリガネムシとかレウコクロリディウムとか…… >ウテナ嬢のおぽんぽんに操られて噛み付いて絶命(錯乱 (はむこ さま) ただ操っているかどうかは憶測の域を出ないと言うのが現状ですよ。 明確な意志を持っているのか、それとも感染の過程で偶然そうなったか。 おぽんぽん久々に聞いたな。 >更に調べたら、アマニチンの抗ガン剤研究あるみたいです。 >濃度のハンドリングがすごく難しいみたい。 >dilだと効果なし。concだとお馴染みのおとろし事に。 >しかも、アマニチンって売ってるのね。 >結構高いみたい。一般には売らんのでしょうが。 >合成ができたのが最近ですから、 >合成ものか天然由来かは不明。 (Lebemann さま) もうすでにされているのですね。一般に販売されたら恐ろしい事に・・・。 毒素が将来的に医学面で役立つってのはキノコに限らず沢山有りますし。 >想像以上に冬虫夏草カッコいいの多いですね! >生えてる虫とセットになってるとグッときますね (新参きのこ野郎 さま) 冬虫夏草の会の方もそこにグッと来て好きになった方が多いようです。 なので私やガガンボさんとは異なり、いきなり虫草の道に入る方が大半。 |