■まさかの紫 [21:18 2016/08/30] □Update...[Kinoko]更新 |
まずはご報告。 ![]() 艦これ夏イベ完了!!! 難易度は甲甲甲乙です。はい、今回も甲種勲章は取っておりません。 ただ今回は断念理由が今までの2回とはちょっと違う残念な感じです。 簡単に言うと突如期限付き原稿が発生し、プレイできなくなったため。 Twitterでも載せてましたが、資源を大量に残したまま急ぎクリアしました。 前回前々回と難易度と資源量で断念したので今回は取りたかったなぁ・・・。 しかも攻略が見えた途端の連絡だったのが悔しい。後味の悪い終わり方。 正直クリア自体断念しようと思ったんですが、Warspiteは報酬艦です。 かつ甲と乙の突破報酬が甲種勲章以外に無いので超高速でクリアしました。 イベント開始も表紙原稿で遅れていたのも時間が足りない理由でしたね。 おかげ様で秋イベはたんまり資材が有ると思うんで鬱憤晴らしたいですね。 ではキノコの話題。 どろんこさんフィールドへ行ってきました。言い出しっぺは私ですハイ。 ちょっと最近リアルが多忙でキノコを探しに行けず、もう限界でした。 突然でしたがどろんこさんの猛アタックでガガンボさんも参加しました。 今回は亜高山帯の針葉樹とブナの混合林を捜索する事となりました。 初夏の頃はかなりの数の冬虫夏草が発生していたかなり良い場所です。 前回ベニイロクチキムシタケを見付けたのもこのフィールドの一画。 これは期待が高まります。いつものようにガガンボさんを拾い目的地へ。 ・・・超絶大雨!!! 到着前から雲行きが怪しかったんですが、これはとんでもない降雨量です。 森の中なのに木々で雨が防がれてません。撥水のコートでは無意味です。 これはたまらんと一旦車に戻り完全防水装備に着替えて再出発しました。 しかし雨と暗さが捜索の邪魔をします。全然見付けられません。 後で知ったのですが警報が発令されてたみたいです。何やってんの。 本来ならムラサキクビオレタケやフトクビクチキムシタケも出る場所。 しかも少し前にはシロタマゴクチキムシタケも・・・でもこれでは・・・。 一応探している中でベニイロクチキムシタケとクチキツトノミタケは発見。 しかしこれはここで以前見付けています。初見の種が見たいんですよね。 実は私個人はムラサキクビオレタケを最優先目標に定めていました。 しかし探しても探しても見付からない。ここでは良く出るらしいんですが。 ここでガガンボさんが何かを発見しました。 ![]() 朽木から出る首折れ型の冬虫夏草。掘ると根本が黒く見えています。 これは県内初のアシグロクビオレタケ?まさかの発見となりました。 しかし雨が凄すぎて掘るのも撮るのも大変。ずぶ濡れでの作業が続きます。 写真は傘を持ってもらって何とか撮影できたもの。流石にキツかったです。 その後も捜索を続けましたが、ムラサキクビオレタケは発見できず仕舞い。 暗くなってきたのでコレ以上は無意味と判断。山を下りる事になりました。 その後は麓のラーメン屋でガッツリ食べてガガンボさんを送って終了。 途中高速道路を間違えて間に合わないかと思いきや、ギリ行けた模様。 ただ今回はここで変なオチが付きました。 帰宅後は持ち帰ったアシグロクビオレタケをクリーニングして写真撮影。 比較的子実体が頑丈なのでギロチンせずに綺麗にお掃除できましたね。 そして撮影しようとファインダーを覗いた時に違和感に気付きました。 ![]() ん?柄が黒くない・・・それに何となく全体的に紫色っぽいような・・・。 あ。 これムラサキクビオレタケだ! ![]() 確かに良く見ると先端部も尖っておらず、明らかに紫色が残ってます。 胞子を観察し二次胞子も確認できたのでムラサキクビオレタケ確定です。 これ発見後も「ムラサキねぇー!」と必死こいてたのは何だったんだ。 と言う事で図らずも目的を果たし、艦これ同様に後味の悪いオチでした。 写真も随時更新中です。今回も珍しいあの冬虫夏草を掲載しましたよ! あ、あと余談ですが。 ![]() ビス子単婚提督でしたが、水着実装を記念してその縛りをぶち壊しました。 ただそんな何人もするつもりはないので一国につき1人とすべきかな? でも初期艦もするつもりだし、ケッコンカッコカリは魔のシステムですねぇ。 ---------------------------[拍手返信]--------------------------- >お返事ありがとうございます。 > >>提督さんでしたか!艦これはレベル上げ=クリアじゃないのがね。 >今回のように固定艦も有ったりで、まんべんなく上げないと・・・。 > >そうですね。今のところ3-1までは行けたのですが、3-2がまだ厳しいので、 >演習では雪風、島風、第6駆逐隊を中心に回しています。 > >あと、デイリーでは明石・金剛型・重巡及び空母を中心に回していますが、 >1-5をひたすら回したおかげでようやく五十鈴が初の改二となり、 >大変重宝しています。 > >>Twitterは地獄 >そうなんですよね。ネチケットという言葉はもう過去なのか…。とりあえず、 >今はここでもう少しコンスタントにかきこみたいです。 (D.S さま) 五十鈴は唯一無条件で先制対潜攻撃ができるので本当に助かりますね。 3-2は熟練提督が今やっても腹立つくらいには難易度高いのでゆっくり。 まぁここも頻繁に拍手レスはできないので会話はできないんですけどね。 今の御時世は何かしら発信できそうなら気軽にブログ作って良いかも? >こんにちは。 >動画投稿お疲れ様でした。 >私はここのところ虫草探索に行っていませんが、 >代わりに艦これやっていました。 >先ほど丙でE-2攻略完了、それ以降は無理と判断して >水無月だけ貰って私の夏イベントは終了。 >アドバイスありがとうございました。 >虫草はまだ発生する時期ではあるので、 >お互いたくさん見つけましょう。 (油蝉 さま) ありがとうございます。艦これお疲れ様でした。退くも勇気ですよ。 今は練度と装備、資材の充実を図りましょう。水無月だけでも大きいです。 自分も冬虫夏草探せずに爆発して今回のザマなので、頑張って探すぞー! |
■久々の実況動画投稿 [23:06 2016/08/22] □Update...[Other]更新 |
世は台風でエラい事になってるっぽいですが、私の地域は平和です。 むしろちょっとぐらい天気が悪くなってくれても良いんじゃねレベル。 マトモな菌根菌は長らくご無沙汰しているような・・・気のせいじゃなく。 では動画の話題。 と言う事で久し振りの実況動画投稿です。今回も冬虫夏草まみれです。 実はこの日の前に2回ほど実況録ってたんですよね。それはどこかって? 1回目は大きい収穫は1つ有れど他があまりにもショボくてお蔵入りに。 2回目は収穫は多かったけど露出設定間違えて終始真っ暗でお蔵入り。 なのでホントはハチタケとかも紹介できたんですが・・・不甲斐ないっす。 ただ今回かなり珍しい虫草を多数ご紹介できているので良かったです。 ガガンボさんがツブノセミタケ簡単に掘ったのは許しませんよ。 これ編集してて思いましたが、子嚢殻とか重複寄生とかわっかんねー! ある程度冬虫夏草の予備知識が有る人じゃないとサッパリかもです。 今日は絵も無いのでこれだけ。これ見て冬虫夏草にハマって欲しいな。 ---------------------------[拍手返信]--------------------------- >あ。 >復活よかった。 >今年、何箇所かキノコスポットが全くダメ。 >一箇所は公園内と神社連結部無んですが、 >数本の木の伐採があったのですが、 >それだけど大幅な環境変化は感じらない。 >子どもも入るところにヘビキノコモドキとか >Amanita系の毒キノコ数種がぽこぽこしてて、 >殺菌剤とか薬剤でも撒いたのでしょうか。。。 >地表面温度や照度も例年とほとんど変わらないのですが (Lebemann さま) 復活してしまいました。我慢ができないosoで申し訳ございません。 今年は自分も発生に必須な樹木が枯れたり切られたりで凹んでます。 特に冬虫夏草は環境要因が全てみたいな菌類なので・・・無事かなぁ。 >こんばんは。 >虫草が見つかっていて良いですね。 >シャクトリムシハリセンボンは茨城の坪でも他の方が採取していました。 >私は昨日今日と福島遠征していました。 >ブナ林ではosoさんと同じくコロモ等見つけました。 >別の場所にて2年前に見つけてギロチンしたマヤサンエツキムシタケリベンジ、 >4個体発見2個体チャレンジ、もちろんギロチン、とても悔しいです。 >福島唯一のマヤサンの坪のようです。(2年前に私が福島初発見) >夏イベント、練度どうこうというより圧倒的ソナー不足、 >九三式が一つのみとか…いくら開発してもソナーが来ないので無理… >夏イベ諦めて秋イベに備えるべきかもしれないですね… (油蝉 さま) シャクトリムシハリセンボンはもしかするとかなりの普通種かもですね。 他にも今は珍しいけど実際には身近に居るってパターンは有りそうです。 艦これは丙で行ける所まで資源使い切って良いので行くべきかな? 始めたばかりなら資源枯渇はそう怖くはないし、出し切るのも一手。 |
■冬虫夏草遠征レポート [21:18 2016/08/16] □Update...[Kinoko]更新 |
重大なお知らせが有ります。 それは・・・。 ![]() 原稿が終わった!!! 終わりました。長い戦いでした。そして非常に短いサイト休止でした。 昨年10月に増補改訂版を出すと宣言してから終結まで随分とかかりました。 ですが、長い戦いもついにオワリ。後は出版社さんへおまかせですね・・・。 自分でもまだどんな感じになるのか分かってないので楽しみ、そして不安。 ともあれこれにて絵を描かない理由が無くなりました。そろそろ再起動! 描きたい絵が思い付けばササッと描く昔の感じに戻ろうかなと思います。 まぁしばらくは終わった余韻を楽しみたいので、ゆっくりしますけどね。 キノコも晴れ続きで出てないし、艦これイベントでも進めましょうか。 ではオフレポの話題。 実はどろんこさんに声をかけて頂き、冬虫夏草探索遠征に行ってきました。 ガガンボさんも誘ったんですが、流石に遠征続きで参加はできませんでした。 と言うかこの3人はここ最近会いすぎです。メッチャ家離れてるハズなのに。 しかも今回の主催はなんとどろんこさんの師匠的な立場に有る方との事! 私やガガさんを導いたどろっさんよりも凄いとか一体何者なんだ・・・? また事前情報で憧れのキノコが見られるかもと聞き、二つ返事でOKしました。 当日朝・・・。 本当はもっと早い時間に集合予定でしたが、どろっさんの要望で10:00に。 集合場所に着くも誰も居らず、コンビニに行ってたらどろっさん到着。 超暑い。 メチャクチャ暑いです。こりゃ先が思い遣られます。でも炎天下で立ち話。 すると車が2台、駐車場に入って来ました。・・・何か人数多くないです? と言うか今回知らされていた参加者はどろっさんとその師匠だけでした。 え? Y氏が居られる。 冬虫夏草界の大御所、虫にも精通した断面作成と写真撮影の達人。 焦る私。待って聞いてない。待ってちょっと待って凄い緊張してきた。 ここまで書いたらもう名前隠す必要も無いくらい超有名な凄い方です。 少し前に虫草祭でもお会いしました。よよよよろしくお願い致します・・・。 そしてどろっさんの師匠であるy氏にご挨拶。お若い!師匠が年下とは。 しかしすぐに納得です。知識も、研究意欲も、尋常ではない方でした。 と言うか冬虫夏草を専門に研究しておられるとの事。道理で凄いわけだ。 どろっさんもy氏にツブノセミタケを見せられてこの道に進んだそうです。 (同イニシャルなので大文字小文字で分けました、申し訳ございません) そして若い方がもうお二方。y氏の後輩にあたるS氏とN氏にもご挨拶。 お二人はジャンルは違えど虫屋さん。昆虫をメインに扱うお方です。 冬虫夏草をやる中で虫の知識が豊富な方がこれだけ居られると心強い! こんなスペシャリストの中に絵描きの私が混ざっているのは凄い場違い感。 しかも事前調査でサンチュウムシタケモドキが見付かったとの報が。 ベテラン虫草屋も垂涎モノの激レア冬虫夏草です。せ、世界が違う・・・! 駐車場所の関係から乗り合わせで目的地へと向かいます。車中は雑談。 冬虫夏草の話から加古の虫草祭での衝撃エピソード、Dr.MARIOまで。 着きました。 現地に到着すると思ったよりも暑くありません。標高が高いためですね。 道中ヤナギの木が沢山見られました。私の住む地域では見られぬ光景。 そりゃ家の庭先にモミやシラカンバが生えてるんですから違いますわな。 それでは本番スタートです。探索装備を整えていざ森の中へ出発です! 捜索開始から数分でどろんこさん待望の冬虫夏草が早速お目見えしました。 こんな手前の場所に生えているのは珍しいそうです。テンション上がります。 そして目的のポイントに着いたらリュックを下ろして捜索モードに突入です。 ![]() すぐに見付かりました。地下生菌生のエリアシタンポタケのご登場です。 地中のツチダンゴを宿主とするタンポタケの仲間の冬虫夏草です。 しかしその中でも本種は比較的珍しい部類。貴重な出会いなんです。 どろんこさんがこの冬虫夏草を本日の最大の目標としていたくらいですし。 ちなみに白いマフラーはなんと厚膜胞子。セミタケみたいなヤツですね。 しかし私の参加目的でもある一番見たかった冬虫夏草は別に居ました。 図鑑で見た時から絶対に出会いたいと思っていた念願の種が目の前に! ![]() 枝に噛み付いたまま死んでいる無数のムネアカオオアリ・・・。 ![]() そう、コブガタアリタケです!アリ生で一番見たかった種だったんです! 今までタイワン、イトヒキミジン、マルミと見て、コイツは外せなかった! 頭部と胸部の境目、まるでアフロのようになっているのが本種の子実体です。 目が慣れてくると着いているであろう枝が自然と分かるようになってきます。 そうなると見付かる見付かる。周囲はムネアカオオアリの墓場のようでした。 ![]() ツチダンゴが居るなら当然ハナヤスリタケも。地下部が細根状の凄いヤツ。 Y氏が断面作成したハナヤスリの宿主が黒いツチダンゴで皆大盛り上がり。 虫屋さんのS氏とN氏は一生懸命熊手であちこちの地表を掻いていました。 またy氏は地下生菌にも精通し、珍しいツチダンゴも見せて下さいました。 ![]() エリアシタンポタケの断面を作成する一級掘り師、Y氏の見事なテクニック。 金属製のヘラとピンセット、ハサミを駆使して見事な断面を作り上げます。 ブログで見る綺麗な断面写真はこうやって作られていたんですね・・・。 そう、コブガタアリタケです!アリ生で一番見たかった種だったんです! 今までタイワン、イトヒキミジン、マルミと見て、コイツは外せなかった! 頭部と胸部の境目、まるでアフロのようになっているのが本種の子実体です。 目が慣れてくると着いているであろう枝が自然と分かるようになってきます。 そうなると見付かる見付かる。周囲はムネアカオオアリの墓場のようでした。 15:00です。 明らかに時間をかけすぎました。もう次の場所に行く時間が有りません。 当初はあと2ヶ所行くはずでしたが、今回は1ヶ所だけ行く事になりました。 ![]() 到着したのは沢沿いに生えるヤナギの老木。生きた幹の中にそれは居ました。 どろんこさんが掘りを任されている間に残ったメンバーで沢渡りして捜索。 しかし新規発生は無し。戻ってくると無事に掘り終わっていました。 ![]() 超巨大なコウモリガの幼虫から発生したアシブトイモムシタケです。 コウモリガ生の大型種で、成熟すると無数の子嚢殻が子実体表面を覆います。 残念ながらこれは未熟。どろんこさんが追培養のために持ち帰る事に・・・。 ただこの段階で成熟していないと不稔で終わる可能性が高いそうです。残念。 ここで時間切れ。 駐車場所へ戻り、Y氏とはここでお別れです。本当にありがとうございました! その後残った5人で美味しいラーメン屋へ行き、打ち上げ?をしました。 ここでのトークでN氏が大暴走、もうメチャクチャ笑わされてしまいました。 店を出る頃には日は完全に沈んでおり、再度駐車場所へ戻ってお別れです。 私とどろんこさん以外の4人は翌日も調査との事。何と言うポテンシャル。 今回はベテランさんに囲まれての探索だったので本当に勉強になりました。 本当にありがとうございました!!! 総括としては・・・ガガンボさん、惜しい事をしたな・・・(フッ)。 て事でキノコ写真も更新再開です。今回は冬虫夏草を2種掲載しました。 どちらもマニアックって言うか片方は不明種です。是非見てみて下しあ。 ---------------------------[拍手返信]--------------------------- >大変お世話になりました。虫草祭はいつ行ってもとても楽しいです。 >ブログ休止残念ですが、戻って来て下さる事を信じてお待ちしています。 >また虫草祭でお会いしましょう。 >追伸 >虫草祭帰還した後、提督始めました。艦これ楽しいです。 (油蝉 さま) おお、油蝉さん!虫草祭ではこちらこそ本当にありがとうございました! 虫草祭でのあの熱いトークはクッソ面白かったです。またお会いしましょう! 提督始められたのですね。夏イベ真っ最中です。焦らずに進めて下さいね。 |
■虫草祭レポ [22:26 2016/08/04] □Update...[Kinoko]更新 |
早速約束破りました。 と言う事で更新です。臨時ですよ。臨時更新ですよ。これは臨時です。 約束通りこの更新以降はマジで更新停止ますのでこれは臨時ですよ! と言う事で平成28年度虫草祭に参加させて頂いてきちゃいました。 これは年に1回、全国の虫草屋さんが一堂に会するイベントです。 今回は静岡県某所で開催されました。昨年より近いのはありがたい! しかも今回の探索会場はどろんこさんのいつものフィールドです。 もう何回かご案内して頂いて慣れた場所なので安心感が凄いです。 逆に新規発見へのハードルの高さが問題だったりしたんですけどね。 1日目。 ガガンボさんをいつもの駅で拾います。完全にパターン化していますね。 しかしどうも大人しい。元気がない。なにか変な物でも食べたのかな? 実は理由は知ってます。申込時にしない前泊にチェックしちゃった模様。 実行委員会がお怒りだと前日になぜか私に連絡が入っていました。何で? そんなこんなでガガンボさんが凄いローテンションで調子が狂いますね。 やっちゃったものは仕方ないのでキッチリ謝るしかないでしょう・・・。 途中サービスエリアでお昼ご飯。流石に夏休みで凄い混んでいます。 担々麺定食をさっさと平らげてさっさと会場入りしちゃいましょう。 道中前日調査組のどろんこさんから大物発見の報も入ってましたし。 ![]() 総会会場到着です。1日目は日本冬虫夏草の会総会と懇親会がメインです。 会場入りして受付を済ませます。とここで驚きの事実が判明しました。 なんとガガンボさんが気にしていた受付ミスは勘違いだったと判明。 どうやら間違ってなかったようです。ガガンボさん、急にハイになります。 もう今回の虫草祭のメインイベントは終わった!と安堵していました。 よかったね・・・ガガンボさん・・・。 ここで調査から帰ってきていたどろんこさんとやっとご対面です。 と言うか今更ですが今回はどろんこさんが主催者なんです。 虫草祭はフィールドを案内する方が責任者となるみたいですね。 なので運営側に回ってバタバタのご様子。ホントお世話になります。 総会開始まではまだ時間が有るので参加者さんたちと雑談タイム。 ネットでも有名な超大御所の方々にお会いできる最高の機会ですね。 ここからは私とガガンボさん、油蝉さんの3人での虫草トークタイム。 何故か周囲で昨年の虫草祭主任のA氏が写真撮りまくってました。 ignatisu氏が先ほどの調査で採取したミドリトサカタケを持参! 京都ではいつもお世話になっております。ホント凄い方なんです・・・。 ウワサではスズキセミタケも見つかったとの事。のっけからヤバい。 ![]() 総会が始まりました。委員長はいつもお世話になっておりますgajin氏。 写真は作品発表で紹介されたオオセミタケの押し冬虫夏草作品です。 これとは別にもう一つ担子菌類も織り交ぜた作品も展示されていました。 総会の後は遊々きのこのフジタケ氏とどろんこさんの写真紹介。 パワポでの発表会は大学の講義を受けているみたいで懐かしい! 冬虫夏草以外のキノコ写真の紹介も有りました。懐かしい・・・ん? 閉会後は部屋に荷物を置きに行きます。実は急遽部屋が変わりました。 同部屋の方は何と昨年のシロアリ虫草の方とガチ漢方屋さんでした。 さて、次は待ちに待った・・・。 ![]() 懇親会です。 めっちゃ面白かったですが色々有りすぎて全部割愛します。 その後話題提供と言う事で会員さんからのとあるキノコのウォンテッドが。 しかしここでの話は漏らすとガチでヤバい内容なのでガチでカットです。 その後は部屋に戻り3人で冬虫夏草トーク。話し出したら止まらない。 Skypeでも議論始まったら数時間ずっとチャットやっちゃいますからね。 急遽部屋が変わってどうしようと思いましたが、とてつもない杞憂でした。 ちなみにふと時計を見たら日付が変わっていました。流石に寝ましょう。 でも昨年は見れなかったシロアリ動画や業界の話など楽しかったです。 2日目。 本番です。今日の調査が虫草祭本番。気合入れて朝飯バイキングです。 宿泊施設玄関で記念撮影をし、それぞれの車で会場へ向かいます。 ここからは慣れてますからね。近道して早めに会場に到着しました。 何度も来ている場所で慣れているのは強みですね。案内できますし。 暑い。 初めて来た時よりはマシですが、それでも待っている間すら苦痛な暑さ。 全員揃ったら採取時の注意事項などを説明して一斉にフィールド入り。 途中良い場所に皆さんが立ち止まってしまい、代わりに誘導しました。 本会場は超高温多湿の沢筋。ですが風が通って予想していたより快適! 今回の最大の目的はとあるセミ生冬虫夏草とタイワンアリタケです。 タイワンはもう我々は見慣れてますが、全国的にはかなりレアです。 なので皆さん夢中で周囲の葉の裏をめくって探していましたね。 私が着いた時にはもうかなりの人数が先に進んでしまっていました。 となると7月頭に採らずに残してきたアイツは採られたか踏まれたか。 そもそも虫草は1ヶ月も保ちません。恐らく朽ちている事でしょう。 ![]() 居るし!!! 踏まれそうな道のド真ん中、腐らず踏まれずハヤカワセミタケ健在! ちなみにコイツは7月6日の記事で載せたあの二股のと同一個体です。 あの状態から約一ヶ月、奇跡的に消失せずに残っていてくれたのです。 他の場所からも次々とハヤカワセミタケ発見の報が入ってきます。 とは言え採取できたのは少数派。貴重な虫草である事は確かなようです。 周囲ではカメムシタケとツクツクボウシタケが次々と見つかりました。 ガガンボさんも近くでツクツクのかなり綺麗な標本をGETしていました。 中にはハヤカワセミタケをギロチンしてしまった方も・・・勿体無い! しかしハヤカワセミタケの採取と撮影に時間を取られて時間切れです。 帰り際にウスキタンポセミタケらしきものも見つかっていましたね。 掘る時間が無く周囲の土ごとゴッソリ採取するしかありませんでした。 その後の話で何と宿主がハチだったそうで、意味が分かりません。 帰り際にタイワンアリタケの黒バック撮影用の標本を探す事にしました。 しかしいつもはあんなに有るのにどこを探しても見つかりません。焦る。 どうも手練が大勢で探しまわった結果手頃なのが全滅してしまった模様。 結局「これ持ってき!」と頂いてしまいました。ありがとうございました。 実はこれがヤバいヤツだったんです。 ![]() その後貸し切りの学習施設でお昼ご飯を食べてそのまま同定会へと移行。 各々が持ち帰った冬虫夏草の見せ合いっこタイムです。これがまた楽しい! 写真は一人の方が採取したツクツクボウシタケ。何と言う量か・・・。 しかしこれだけ有ってもツクツクボウシセミタケは出ないから不思議です。 ![]() 皆さんルーペ片手に右往左往。レア虫草を探して会場はごった返してます。 多くの発見の中でも特に珍しいと言えばやはり以下の連中でしょうか? ・ウスキタンポセミタケ ・スズメガタケ ・スズキセミタケ ・ハスノミクモタケ ・ハヤカワセミタケ ・ミドリトサカタケ スズメガタケはガヤドリのアナモルフ。不明種も幾つか見つかりました。 その中でも優勝はやはりスズキセミタケでした。当然の結果でしょう。 面白かったのが会長さんが持ってきたタイワンアリタケだらけの植物株。 全ての葉に複数匹付いています。「墓場」とか「墓標」と言われていました。 虫草祭も終わりです。主催のどろんこさん本当にお疲れ様でした。 そしてお世話になった皆様、本当にありがとうございました! 皆様にお別れの挨拶をしてガガンボさんと帰路に着きました。 ![]() 帰りに2人で食べたローストビーフ丼がメチャウマだった。 帰宅後。 ちゃちゃっとシャワーを浴びて2日分の疲れと汗と垢と汚れを落とします。 エアコンがガンガン効いた部屋へと移動して恒例のクリーニングタイム! 今回は比較的お掃除が楽だったので引き続き撮影タイムに突入です。 ![]() ハヤカワセミタケは子嚢殻が透明で非常に美しく、撮影が楽しかった! 斜埋生型の子嚢殻は全て斜め上に向いており、息を呑む美しさでした。 ここまで透明度の高い子嚢殻が有るとは・・・大急ぎで図鑑に掲載ですよ。 しかしここで意外な出会いが有りました。 黒バック用に持ち帰ったタイワンアリタケ2体のうち1体が重複寄生でした。 現地で気づいてはいたのでignatius氏にお渡しして見て頂いたのです。 すると氏しか見つけていない重複寄生菌かもしれないとの事でした。 でも聞いた事もない名前でてっきりマユダマタケ的なものだと・・・。 ![]() 子嚢殻が有る!? これテレオモルフだ!アリノシロコツブタケの仮称が与えられています。 アリ生虫草に重複寄生し、白い糸状の子実体を出すアナモルフが存在します。 本種はその有性世代ではないかと疑われているもの。同種なら2例目との事。 現地ではルーペ観察しても気づきませんでした。まだ修行が足りません。 とまぁ振り返ってみれば色んな事がありまくりの虫草祭だった気がします。 今回は前回できなかった色んな方とのお話もでき、本当に嬉しかったです。 来年は山形との事で、遠方だけど何とか行ってみたいなと思ってます。 本更新で我慢できずにハヤカワセミタケ図鑑に載せたので見てみてくだしあ。 それでは引き続き原稿作業に入ります。今度こそサイト更新休止だ! ---------------------------[拍手返信]--------------------------- >休止は寂しい。 >図鑑が増えていくの楽しみだったのに (Lebemann さま) どうかこれで勘弁してくだせぇ・・・。ハヤカワで勘弁してくだせぇ・・・。 |