471枚です。
艦これイベントが終わって時間も出来ましたしね。ちょこまかと整理進めてますよ。
いやぁ時間があるって良いですね!コロナのせいでまたお出かけできない日々が続いているので、
土日を使ってバンバン進めたいですね。
キノコの話題。
正月明けの大収穫から1週間。相変わらず雨が降りません。
ちょっとは降るんですが、まとまって降らないんですよね・・・。
この日は近場のフィールドを回ったんですが、まぁ案の定出ていません。
諦めて菌生冬虫夏草が出ていないものかと聖地を訪れました。
アミメツチダンゴからハナヤスリタケが発生していましたが、それでも数が少ないです。
少雨は確実に効いてますね・・・。

黄色いツチダンゴ(キトリヌス)が今回も出ていたので胞子観察用に採取していたのですが、不思議なものを発見。
ライラック色の菌糸が地面に吹き出しているのです。
何か変な菌でも沸いてるのかと思いかけて、ふと気付きました。これキトリヌスの菌糸と質感似てね?
色こそ変ですが質感がどうもツヅレシロツチダンゴ系統のツチダンゴが埋まっている周囲の菌糸に似ています。
まさかなと思いつつも熊手で強めに地面を掻いてみました。

出ちゃいました・・・。
最初はあまりにも自分の常識の中に無い色合いだったので驚きました。
分からなさすぎてtwitterでつぶやきましたが、ガガンボ氏からのリプがありました。
その時はツヅレシロツチダンゴの近縁種だとは知らなかったのですが、何とコロモツチダンゴでした。
灰青色の胞子を持つツヅレ系統のくせに赤紫色の菌糸を纏う、何とも不思議なツチダンゴです。

コロモツチダンゴについては胞子観察も面白い気付きがありました。
論文で読むと本種の胞子は微細なとげに覆われているハズなのに、顕微鏡で見ると網目模様に見えます。
そこで色々と調べてみましたが、牛研氏から観察のコツなど教えて頂きました。
そしてこの網目に見えるものが凸ではなく凹であることが分かりました。
個人的に今後に活かせる顕微鏡観察だったと思います。
で、このコロモツチダンゴですが、なぜか単体での発見がほとんどありません。
本種は冬虫夏草のミヤマタンポタケが特異的に感染することが知られています。
なので感染によって宿主が長持ちするため、冬虫夏草と一緒に見付かるのです。
ですが未感染の状態での発見はネット上でも海外の論文しか見付けられませんでした。
発見のコツも掴めましたし、これも今後の活動に活かせそうです。
絵の話題。
唐突なキノコ擬人化です。142人目は意外とレアいこの御方。
上でも書いてますし写真図鑑にも載せましたし、思い付いちゃったから描いちゃいました。
地下生菌って地味に形状的な特徴盛り込めない種が多いんですが、本種はしっくり来ましたので。
「Elaphomyces appalachiensis (コロモツチダンゴ)」擬人化の「団 衣(ダン コロモ)」ちゃんです。
俺は決めたぞ、今後ツチダンゴ属菌の擬人化があるかどうか分からんが、この一族の名字は「団」だ!
デザインの由来は擬人化図鑑に書いてますが、そこに漏れてるのをチラッと書いときます。
まず体中のベルトですが、これはグレバ内に残っている紐状の菌糸がモチーフです。
あと古布を繋ぎ止めている赤茶色の紐ですが、これは菌糸内に取り込まれた木の根です。
切断した際に菌糸内に断面が見えてる木の根ですね。これは何としても盛り込みたかった。
twitterでもチラッと書き込んでますが、デザインにピーン!と来たんですよね。
やっぱ捻り出しても納得行くデザインになりませんね。自然に湧くのが一番だ。
艦これは現在「節分イベント」中。まったりやってますよ。
とりあえずココ暫くは写真整理の日々が続きそうです。がんばるぞい!
あと拍手コメント、頂いてたんですが更新時の文章が多すぎて完全に忘れてました。
「やっと記事書けたー!アップしよー!」って感じで前回更新した後に気付きました、ごめんなさい・・・。
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■ comment ■
チャワンタケ図鑑、脱稿しました^^v 書店に並ぶのは、当然ながら年明けですがw
ホオベニシロアシイグチに出るヒポミケス、学名はヒポミケス・メラノカルプス(Hypomyces melanocarpus Rogerson & Mazze)と称します。
詳しくは https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjom/50/2/50_jjom.H20-10/_pdf をどうぞ。
申し遅れましたが、来年もよろしくお願い申し上げますm(_ _)m (イグチ潔 さま)
本年もよろしくお願いいたします。そして脱稿おめでとうございます!早く読みたい!
メラノカルプスですが、別件で知人に教えて頂いた種ですね。
ただ今回のものは子嚢胞子の偏った位置に隔壁があるヒアリヌスと似た胞子なのです。
論文だと隔壁無しとあるので、やはりまだ不明種として掲載することにします。
■ comment ■
素晴らしいページをありがとうございます。イラストも最高です!
こちらページトップ学名が違っていてGoogle検索できなかったのでご報告します。
ススホコリのページです。
Furigo septica (ススホコリ)
toolate.s7.coreserver.jp/kinoko/fungi/fuligo_septica/ (Furigo->Fuligo さま)
うわぁ!2つの意味でありがとうございます!写真図鑑は今後も更新続けますので見てやって下さい。
そしてご指摘感謝です。マジで普通に間違えてますね、URLは合ってるのに・・・。
今回更新で修正しましたので宜しくお願いいたします。
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